sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

私の好きな場所☆The Frick Collection

こんにちは。

この週末はベルリンマラソンでしたね。1年前の感動が蘇ります。(yamakoは1年前のベルリンでサブ4に挑んでいます→あえなく失敗)

友人の何名かと、日本から川内優輝選手も出走していて、夜明け前から結果を追っかけていました。そして、1位の選手は世界歴代2位の好タイムを出したみたいですね。さすがベルリン、高速コース!

私も、また再来年くらいに再挑戦したいな、と思っている大好きな大会です。

さて、この日曜日、NYでは5boro series、Bronx 10mile&5Kが開催されました。

私は5Kにレジストしていましたが、先ごろから症状が出ていた湿疹が酷く、DNF。無念です。

ちょっと本番まであと2週間、あまり良くない傾向ですね…、季節の変わり目のせいなのか、単純な体調不良なのか、はたまたNYを去るのがストレスなのか…。早く落ち着いてくれるのを祈るのみです。

さて、走れなかった今日、時間がぽっかり空いてしまったので、ひさびさにFrick Collectionに行ってきました。

日曜日の11時から1時までは、入場料任意で好きなだけ払うシステム“Pay what you wish”で、大変お得です。(本来は22ドル)

大変申し訳ない…と思いつつ、図々しくも今回は3ドルだけ払ってきました。私の前の人なんて25セントでしたよ〜(笑)

私は11時ジャストに着き、その時には軽く行列していたので、10分くらい待っての入館でした。

☆The Frick Collection@5ave&70th st←NYの超超一等地、高級住宅街です。

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実業家であったヘンリー・フリック氏の邸宅が美術館となっていて、私の愛するフェルメールも3点所蔵するなど、コレクションの充実ぶりも見逃せません。

全30数作品中の3作品!しかも個人コレクションで!!

“女と召使”

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フリック氏の最晩年に購入された1枚とか。

“兵士と笑う女”

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“中断されたレッスン”

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メトロポリタン美術館に5枚、フリックコレクションに3枚、このたった数百メートルの間に8枚ものフェルメールがあるとは、やっぱりNYは凄い街だと思います。

他にもドカの踊り子の絵やターナーの港の絵、マネの闘牛の絵など、好きな作品がたくさんあるのです。

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※ターナーは向かい合わせに2枚が展示されておりそれはもう圧巻。

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※ルノアールのsilver foxマフを纏ったお嬢ちゃまたちの絵も本当に可愛いらしい。

小さくてこじんまりとした美術館は、upper east sideの所謂ミュージアムマイルにあり、私のお気に入りの場所。そう、メトロポリタンよりも個人的に好きですかね。

作品に加えて豪奢な邸宅も魅力。

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館内を巡るとアメリカの富豪のスケールの大きさに圧倒されるとともに、噴水のある美しいガーデンコートでは、今、自分がどこにいるのかさえ忘れてしまうほどの異世界感。

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中庭の池では蓮が綺麗に咲いていました。

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フリック氏の趣味なのか、美人画が目立つけれど(笑)こじんまりとした美術館とはいえ、趣味の良いコレクションに満足すること間違いなしです。

個人コレクションといえば、ボストンのイザベラガードナー美術館(こちらは盗難にあったフェルメールの“合奏”の所蔵美術館だったことで有名)なんかもあるけれど、コレクションも雰囲気も私はフリックですな。←NY贔屓(笑)

NYに遊びに来た友人から、メトロポリタンとMOMA以外でどちらか〜と尋ねられると、このFrick Collectionを迷わずお勧めしています。それくらいお気に入りの場所です。

またコレクションは原則的に貸し出し無しの“門外不出”。過去、オランダはデン・バーグで開催されたフェルメール展(作品20点以上が一堂に会した)の際にも、Frickからは貸し出しはなかったそう。

このフリック氏の愛した空間でのみ、作品たちに会えるというのもいいではないですか、ね。

ひさびさに訪れたFrick Collection、堪能しました。(たったの3ドルしか払わなかったわりに、笑)

NY生活もカウントが始まり、引っ越しの見積もりが来たり、日本で暮らす新居を探し出したり…となんだかめまぐるしい毎日です。

それでも好きな場所は時間が許す限り訪れておきたいな、と思っています。

その前にシカゴですよ〜、マズイな(笑)

それでは。

※館内作品は撮影禁止です。中庭の写真以外は公式FBページから拝借しました。