sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

日曜はいぶすき菜の花マラソン!3年ぶりの鹿児島指宿!!

こんにちは。只今実家満喫中のyamakoです。いい歳なのに、毎朝母親に御餅を焼いてもらって林檎剥いてもらって、全く何にもしていません。父に「お前はみーちゃんと同じだな」と言われ、「何々?かわいいってこと?」など返し、図太い神経を披露しています。「ご飯食べて、うろちょろして、昼寝して、またうろちょろして、ご飯食べてて。。。」のエンドレスリピート。うん、確かにネコと同じだw。

ただ、私がネコと一線を画すのはランニングに出かけるということ。今日は地元の茶畑周りを5kmほどジョグってきました。30分ほどでしょうか。本番であるいぶすき菜の花マラソンを4日後の日曜に控えていますので、もうあまり走ってはいけないのですが、30分では朝食の御餅の分もカロリー消費できません。この体のキレが悪いのはフライトのせいだと思いたい。どうにも体が重いので明日も30分くらいはジョグるつもりです。

 

ところでこのブログを読んでくださっている皆様、「あいつ、アメリカから帰ってきて、実家も静岡だっていうのに、鹿児島までマラソンに行くなんて落ち着きがないな」って思われてはいないでしょうか。

ちょっとお話させていただきたいのですが、このいぶすき菜の花マラソン、私にとって特別な大会、初めて参加したフルマラソンの大会なのです。

思い返すは3年前、東京で働いていた私ですが、ある日、隣の部署のE氏に声を掛けられたのがこの話のはじまり。「yamakoさん、鹿児島の指宿にマラソンしにいかない?」と。全く運動とは縁遠そうな私をマラソンに誘ったことにも驚きですが、このE氏、特に親しかったわけでもなく、私にとっては「隣の部署の変わっている偉い人」とくらいの認識の人物で、声を掛けてきた理由がさっぱりわかりませんでした。しかも大会まで3か月を既にきっていた10月も半ばの出来事だったと記憶しています。それでも私はその誘いにあっさり乗ったのです。

この時期、交際相手(現夫)のNY勤務が決まり、任期は大体5年だからもうそろそろ結婚しませんかという話になっており、私はなんだか煮え切らず悩んでいたのです。一応、夫は大学時代のサークル仲間なので、知り合ってから10年たっていましたし、その前年のインド長期出張の際には、私が結婚を先延ばしにしたという前科もあり、今度断ったら終わりだったでしょう。この頃の私は仕事もだいぶ出来るようになっており、まあ楽しかったんですよね、生活が。はっきり言って生活を変えたくなかった。今振り返っても相当悩んでおり、妙なテンションでこんな突拍子もない話に乗ったのだと思います。何か今までにしたことのないことをやってみたいと考えたのかもしれません。

それから練習を開始し、皇居1周、たったの5kmで生まれたての小鹿のようにガクブルになったところから、1か月半後にはハーフマラソン完走(2:06)、年明けのいぶすき菜の花マラソンへの参加となりました。今考えてもかなり無謀なスケジュールですね。。。


第34回いぶすき菜の花マラソン大会: 2015.1.11 SUN AM.9:00 START

※今年はゲストに公務員ランナーの川内選手も。今知りましたw 昨年のNYCMも来てくれてました。変わらず走りまくってますね。

いぶすき菜の花マラソンは、かなりUPDOWNの激しい難コースですが、制限時間は8時間なのでマラソン初心者が参加しやすい大会です。8時間内ならば最悪歩いてもゴールできるでしょう。その辺りE氏が考えていたのかは不明ですが、このマラソン大会にE氏以下、彼の部下(うち1名が鹿児島出身、彼の実家に皆でお世話になり泊めてもらった)の3名と私の総勢5名で参加することになったのです。


菜の花の街に〜いぶすき菜の花マラソン公式テーマソング〜 - YouTube

※YouTubeに合ったので3年ぶりに聞いたテーマソング。走る~走る~♪春一番の~♪と歌っていますが、年明け1番初めに開催される陸連公認コースです。

大会はどうだったかといえば、大変に素晴らしかったです。

いぶすき菜の花マラソンは、日本で一番早いフルマラソン公認コースの市民マラソンとして、毎年1月の第2日曜日に開催しています。 コース沿いには、黄色い絨毯を広げたような菜の花畑、九州最大の湖「池田湖」、薩摩富士とも称される「開聞岳」などの大自然はもちろん、沿道での温かい声援と心のこもったおもてなしが、ランナーの皆さんを励まし元気づけてくれます。 現在では、全国屈指の大会に成長し、約2000人のボランティアと市民総出の応援があり、ふかし芋やぜんざいなどが振る舞われ、選手にとってはスタートからゴールまで記憶に残るおもてなし日本一のマラソン大会です。

 

上記HPからの引用ですが、まったくそのとおりで、地元の皆さんが一生懸命応援してくださり、私設エイドはバラエティ豊か。マラソンって楽しい!と初心者の私が思うに充分な経験でした。(余談ですが、ぜんざいを貪り食う同僚と私が鹿児島放送で流れるという珍事もありましたw)歩いてはいないのですが、目ぼしいエイドのすべてに立ち寄って飲み食いした結果、5時間59分45秒、ぎりぎり6時間内で完走しました。もはやマラソンではなくマラニックでしたね。


その後、結婚して渡米し今に至るのですが、あの時にE氏が私を誘ってくれなかったら、いぶすきに行っていなかったら、NYでランニングを趣味としていなかったと思います。大切なラン友たちとも出会うこともなかったでしょうし、このブログは「駐妻日記 in NY」とかだったかもしれません。NYRRのキャッチコピーは「RUN FOR LIFE」ですが、大げさではなく、いぶすき菜の花マラソンは私の人生を変えた出来事でした。

その大会に3年ぶりに、同じ5人で参加する11日、心待ちにしていました。あれから職場を変わったひともいますし、E氏にいたってはお嬢さんが結婚されてお孫さんが誕生し、もはやおじいちゃんwです。

あと4日です。本当に楽しみ、4時間半程度で完走できたらいいのですが。

それでは。