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sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

いぶすき菜の花マラソン完走記④ 日本一のおもてなしの評判に偽りなし。

こんにちは。フルマラソン後はなんだかお腹が空いてたまりません。きっと良質のタンパク質などを身体が欲しているのでしょう。幸運なことに、今夜は義兄夫婦の招きで焼肉という素晴らしい予定が!義兄とうちの夫の兄弟は全くアルコール耐性がないので戦力外ですが、義姉と私はザル!戦闘値はかなり高い方だと自負しています。義姉とは飲酒で結ばれた姉妹関係。義姉のために夜に向けコンディションを高めておかなくては。。。


さて、長文の完走記を読んでいただきありがとうございます。最後にゴール後のことを書きたいと思います。


最後の力を振り絞ってゴールに飛び込むと大会カラーのジャケットを身につけたボランティアの方々がフィニッシャータオルを掛けてくれます。私は自身初のサブ4.5に『き、切れた4時間半…』などと口走り、もはや半泣き、勘極まっています。横を見ると同い年位の女性ランナーが『つ、辛い。辛かったよぉ…』とこれまた泣いていました。実社会でそんな30女たちはホントに勘弁でしょうが、ボランティアの若者は素晴らしく暖かな眼差しを向け祝福してくれます。


流れのまま進み、完走証を発行してもらいます。この辺りの流れは大変にスムーズ。手渡された完走証には

記録: 4時間32分54秒(グロス)

部門順位:71位(1361人中)※30代女子

総合順位:2712位(19371人中)

と印刷されていました。

わ、私が71位、まさかの二桁にびっくりです。


結局、E氏とは20km手前で別れたっきりゴールまで会えず仕舞いでした。『ま、直ぐにゴールしてくるでしょう』ととりあえず預けた荷物を受け取って着替えることに。今大会荷物はクロネコヤマトと佐川急便がダンボール一箱500円で預かるサービスをしており、ダンボールは受け取りまでガムテープで封印されるためかなり安心です。

着替えを終えて、連絡を待ちますが、なかなか着信はこない…ゴール直前は内臓にかなりのダメージを受けて、もう完走後に振舞われる食事の事などすっかり忘れていたのですが、次第に強烈な空腹がやってきました。そう、私は付録の食券でうどんとぜんざいをいただく予定でした‼︎

この菜の花マラソンは参加費5000円で800円分の食券(うどんかそば、おにぎり、さつまいも、ぜんざい)か付録に付いており、完走したランナーの胃袋を労ってくれるのです。さらに参加賞はミズノのTシャツとフィニッシャータオルで、赤字なのでは…とこちらが恐縮する気前の良さです。実際、大会運営について地元自治体、住民の総力を結集した献身ぶりが伺えましたし、遠方から遠征費を掛けて指宿市にやってくるランナーたちへの負担を少しでも軽減したいとの思いなのだと思います。『日本一のおもてなしの大会』の評判に偽りなし。ランナーに指宿の皆さんの気持ちは確かに届いています。


E氏のゴールを待って一緒に食事を取ろうと思っていましたが、あまりの空腹にあっさり裏切ることを決定、うどんをいただくことに。薩摩揚げ入りうどん♡疲れきった身体に出汁が染み渡ります。もうなんだか涙ぐむくらい美味しい。どんぶりを手にうっすら涙を浮かべる私に同じくうどんを召し上がっていた年配のご夫妻が優しく声を掛けてくださいました。『どこから来たの?』『あ、アメリカから。ニューヨークです』『 ⁉︎ 』何でもご主人は菜の花マラソンに参加すること10年の大ベテラン!しかもかなりのお年なのにお速い。私は自分的激走の末のサブ4.5でかなり感傷的になっていましたので、3年前にこの大会に出たおかげでマラソンが趣味になったこと、3年ぶりに仲間と再挑戦したこと、指宿での出来事が異国生活を支える大切な思い出になっていることなどを聞かれてもいないのに語り、地元の方ということでお礼を述べておきました。お二人はにこにこと私の話を聞いてくださり、『そうですか〜それはそれはよかったねえ。まぁ、何度走っても坂は大変なんだよねえ』などとお話ししてくださり『また是非きてください』と。はい、本当にまた絶対に来ます!

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私がゴールして1時間が過ぎた頃だったでしょうか。ようやくE氏と落ち合うことが出来ました。E氏はにやにやしながら『置いてったな!』と。なんでもエイド何箇所かにより、胃に食べ物を入れすぎたのが災いし気分が悪くなったあげく5時間15分もかかってしまったと。だから言ったではないですか!貴方、自業自得ですから!ただ具合が悪くなってからも、エイドで水やスポーツドリンクではなく、暖かなお茶がいただけて、胃に優しかった、エイドの皆さんに助けていただいたと。私が4時間半でゴール出来たことを告げると、弟子の成長ぶりに大変にお喜びでした。『yamakoさんは僕の弟子だからね、やると思ったよ』と。私はEさんのこういう優しいところが本当に好きで、たまに馬鹿にしたりもしていますが尊敬しているのです。

 あとは残りのメンバーのKさん、Mさん(前出では女性メンバーKさんとしましたが、二人ともKさんなので名前のほうで)の様子が気になります。FBにメッセージが来ているかもとおもむろにiPhoneを確認すると、26km地点の鰹の解体スポットで焼酎を振舞われご機嫌になっているKさんのポストが!あー、呑んでる…しかも自分で投稿してる…まだこれはしばらくやってこないでしょうが幸せそうなので、大丈夫でしょう。行方が分からないMさんが心配です。

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※Kさんが一杯やっていた問題のスポット KさんのFBより

一方、会場では優勝者インタビューが行われるとのアナウンスがあり、優勝者はゲストランナー、川内優輝選手で2:24:10とのこと。彼の自己ベストは2:08:14(2013年)ですから、菜の花マラソンの難コースぶりが分かるというもの。登壇した川内選手はもう大人気で凄い人だかりです。背の低い私は姿を見ることが出来ません。仕方ありませんが、音声は聞こえるのでよしとしましょう。インタビューによると、川内選手はなんと大会前に捻挫していたそうで、不甲斐ない走りをして申し訳ない、チャンスをいただけるのなら来年戻ってきたいと。会場にいた全員が同じ事を思っていたと思います。『全く不甲斐なくない!謙虚!心までもイケメン!』と。また今年の抱負として、海外マラソンを中心に挑戦し、年末に行われる福岡国際マラソンで優勝、オリンピック代表の座を射止めたい、そして年明けに指宿に戻ってきたいと。福岡国際は12月初めですから、2年連続で来てくださっていたNYCMに今年は来てはくださらないのでしょうか…ちょっぴり残念ですが、オリンピックに出場する川内さんをぜひ拝見したいので、応援しています。

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※公式FBより借用

さてスタートの号砲から7時間。遂にKさんがゴール!3年前は初マラソンの私に終始並走してくれて5:59の同タイムで完走したKさん、1時間も遅くなったのは、明らかに途中で一杯やったからでしょう。彼は大学時代ラグビーで日本代表候補にまでなったスポーツマン、いわばスポーツのエリートで、私は運動経験がほとんどない人間です。このことからもいかにマラソンが地道な練習がものをいうスポーツだということが分かると思います。


Kさんから遅れること少し、Mさんも笑顔で完走!何でも12km位から左右に血豆が出来、下りで体重が脚にかかるたびに激痛だったそう。それでも完走とは恐れ入ります。私は昨年走ったセドナマラソンの山路で転び、あっさりリタイアした人間ですから。


全員が無事に完走し、3年前と同じ舞台で完走証を手に記念撮影です。この3年、皆それぞれに色々とあり、歳も同じに3つ取り、体重が大幅に増えた者もいたり、私も染みも皺も出来ました。でも私がこの3年大事にしていた思い出と変わらない笑顔が写真に再び写り、それがなにより嬉しかったです。


これで、いぶすき菜の花マラソン完走記はおしまいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。


最後に皆さん、いぶすき菜の花マラソン、本当に素敵な大会です。おすすめです。


それでは。