大河ドラマでやったらいいのに!山本一力著 『ジョン・マン』
こんにちは。
日本では地域によって春一番が吹いたとか、こちらで春を感じ始めるにはあと1ヶ月位はかかりそうです。
よく日本の家族や友人に「そっちは寒そうだけど、いったい何やって過ごしてるの?」と聞かれます。う、うん、主に仕事と大学とランニングなんですけどね… まぁ、家に篭ってってことならば、料理したり、日本のケーブルテレビみたり、よく読書もしています。
ただ渡米して以来、読書量が減ったのは事実。ニューヨークには紀伊国屋書店がありますし、BOOKOFFも出店しています。それでも流石に輸入書籍は高く日本の約1.5倍の値が付いていますから、何だかもったいなくて購入を躊躇うようになってしまいました。
まあ電子書籍でもいいのですが、やっぱり紙を捲って読みたいのです。この辺りは完全に嗜好の問題かと。
そんな読書量が少なくなったこの頃ですが、なかなか良かったのがこちら。山本一力さんの『ジョン・マン』です。
ご存知、“ジョン万次郎”の物語です。著者である山本一力さんは高知県出身なのですね、万を時して“ジョン万次郎”こと中浜万次郎の物語に取り組んだのだとか。
こちら、アメリカの児童作家、マギー=プロイスが書いた『Heart of a Samurai』サムライって…万次郎は漁民出身ですがw まあ“彼の生き様が侍”ってことなんでしょうね。
なかなかアメリカでも評価の高い本で、学校での教材になったり、児童文学の最高賞を受賞しているようです。彼の生き様が現代のアメリカ人作家の執筆意欲を駆り立て、アメリカの子供たちをわくわくさせているなんて、なんだか嬉しいですね。日本語訳も出版されていました。
今年の大河ドラマ『花燃ゆ』はいまいち視聴率が良くないと報道されていますが、このあたりで、この『ジョンマン』中浜万次郎の物語を取り上げてみたらいいのに、個人的に思っています。
まあ、作中出てくるのが外国人ばかりになってしまうし、アメリカのロケも必要ですし、船上のシーンも多いでしょうから難しいのですかね。
それにしても、子供の頃から読書感想文が嫌だった私が書評(そんなたいしたものではない)もどきを書くとはね…それくらいよかった作品ということで!
また、面白い作品に出会えたら嬉しいなと思います。
それでは。