sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

Greenwich Half Marathon ☆ yamako、プライベートビーチ、豪邸の街を行く。

こんにちは。

2日も更新サボってしまいました。

日曜日は報告していたとおり、コネチカット州Greenwich(グリニッジ)のハーフマラソンを走ってきました。

そして昨日は、弾丸日帰りでワシントンDCへ桜を見に行っていました。

順を追って書いていきたいと思いますので、今日はGreenwich Half Marathonのお話から。

コネチカット州のGreenwichは、マンハッタンから電車や車で1時間弱の通勤圏、高級住宅地として有名な街です。(普通に駅前にカルティエなど高級ブティックが立ち並んでいる、お金持ちの住む街)

その少し奥に、Greenwich point parkという夏季は住民だけのプライべートビーチになる島が今大会のスタート、ゴール地点。

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このGreenwichには、ラン仲間のOさん一家が暮らしていて、「ローカルでなかなかよい大会だよ」とお誘いいただいていたのです。

一応、本命レースのNJマラソンまで2週間ですし、まあファンランでよいか、とやる気ゼロで出かけたのでした。

どれくらいやる気がないかといえば、前日朝9:00までのレジストレーションを忘れていたほど(汗)

参加を迷っていたKさんに、「たのしそうですよ〜、一緒に行きましょうよ〜!」と言っていたのに、当の本人がレジストし忘れた…。

Kさんの手前、これはさすがにマズイ…と慌てて大会HPを熟読。(それまで読んでもいない…)当日は朝の6:00からcheck-in&sign-inとあったので、「サインって、申し込みってことよね?」と胸を撫で下ろしました(笑)不安のあまり、夫にまで大会要綱を読ませました…。

さて、レースは朝の7:30スタート。逆算してマンハッタンを6:00には発たなければなりません。そのため、朝は4:30起き。しかも前夜は何故だか寝付けず、ほぼ貫徹のまま、夫の車で出発です。

会場入りしたのが、だいたい7時前でまだうっすらと暗い、ビーチは静けさのなかにありました。

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数百人しか出ないローカルレースとは聞いていましたが、本当に今日レースが行われるとは思えず。

そして心配していた、当日の参加申し込み。紙に名前と性別、歳、メアドを記入して参加料を払ってあっさり終了しました。よかった…(笑)

私のズボラさについては、いい加減改めないといつか痛い目に合う気がしてなりません。

9+1をやりながらなかなか申し込まず、〆切1週間前にNYRRからリマインダーの電話をもらった今年のNYCM。

〆切を逃してNYRRにゴネて、出場することができた今年のBrooklyn Half。(注:前年ボランティアをしていたのでギャランティを貰っていました。ただゴネても出場できません)

自分で書いていても嫌になってきました…前科者じゃない、私。

そしてさらに、ガーミンを忘れてきた!これはもう駄目でしょう…

ちゃんと大会が始まるか微妙な会場でしたが、スタートが近づくにつれ、徐々に人が集まり出しました。

たぶん、参加者のほとんどが地元の人たちなのでぎりぎりにやってきたと思われます。

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で、私たち3人もスタートに向かったのですが、コーラルなんてない。そしてスタートが何処か分からない。

皆、芝の原っぱにわらわらと集まっているだけで!

時間も既に7:30をまわり、私たちが「???」と顔を見合わせた時、唐突にピストルの音が鳴り響きます。

えーっっ、これでスタートなの??

ランナーたちが一斉に丘に向かって登り始めます。でもスタートラインは見当たりません。

こ、これが噂のガンタイムってやつか…!!

住民のOさんは、2回目の出場で落ち着いたもの。彼が初参加した第1回大会はゼッケン裏の計測チップすらなかったみたい。「それじゃ、ゴールでタイムはどうやって測っていたの?」と聞けば、ゴールでバイダーを持った係りのおじさんが手書きで記録を書き込んでいたとのこと(笑)

どうやら今日のレース、さっきほどのピストルが鳴った時から、ゴールに入るまでが記録になるようです。凄いな、ガンタイム…凄いな、ローカルレース…。

序盤はGreenwich point park内を一周し、Old Greenwichの街に出ます。

Kさんは昨日、信じれないペースで20mile走をしていたのに、「じゃ、行くね〜」と颯爽と走り去って行きました。

残されたOさんと私は実は大体同じような走力、かつ前日の練習のダメージを引きずっていたため、並走、おしゃべりしながらのファンランです。

島には夏にボート遊びをするべく、ボートハウスの設備があり、今はまだ閉まっていますが、夏の優雅なバケーションを想像させます。

全く余暇の過ごし方について、アメリカ人のこなれ方には恐れ入ります。彼らは本気で遊び、休む。普段だって、家族や恋人とのバカンスのために働いているようなものです。お金持ちになればなるほど然り。

公園の島を出て、住宅街に入ります。Oさんとチャットランしながら、呑気に走っていたので、写真くらい撮ればよかったのですが、走りながらってなんだかいつも撮りづらいのです。

立ち並ぶ高級住宅に圧倒される私。

「凄いお屋敷ですねー、何部屋あるの〜!ホテルみたい!何人家族で住んでるんですかね!」と豪邸にテンションが上がります。

「yamakoちゃん、本当のお金持ちは奥まった高台に住んでるんだよ。この辺りはまだまだ。ほら、ここからプライベートロードって書いてあるでしょ」

Oさんはエリートバンカーらしく、ミーハー丸出しの私に、街の成り立ちやらを話して聞かせてくれます。

さて、この大会はまだ3回目の歴史の浅いレースで、その運営も地元住民のボランティアの手によるよう。

うん、朝から大会の手作り感をひしひしと感じています。

そしてOさんから「給水は4箇所しかないから全部ちゃんと取るように」との助言が。

え、4箇所…少なくない?

1度目の給水では、係りのおじさんがひとりで水をついでいて、ランナーの到着に完璧に間に合っておらず。おじさんは真っ赤な顔をして必死についでくれているのですが、次々とランナーが来てしまい、ついにはランナー自ら水をつぎだす始末…。

私も自分でタンクから水を注いでいただきました(笑)

Oさんの話の通り、街の奥に進めば進むほど、家がどんどん大きく、豪華になっていく。そして現れるプライベートのテニスコート、野球場、ゴルフコース!

NYCから1時間ほどでこんな閑静な住宅街があるなんて驚きでした。

「マンハッタンもいいけど、万が一、2度目のニューヨーク駐在があったら、こんな郊外も素敵〜」と私の妄想も加速したのでした。(注:サラリーマンの収入では限界があり、夫が起業でもしない限り難しいでしょう。。。)

さて、おしゃべりしながらだと、ハーフのレースはあっという間。またスタートしたGreenwich point parkに戻って来ました。

ガーミンを忘れ、距離表示すらない(笑)このレース。「もうおしまいか、余裕じゃない」と私の顔に出たのを見てとったOさん、

「もう終わりって思ったでしょー。これから島のなかをぐるぐる走らされるからね!で、最後はトレラン!」

横のお調子者が、本気で調子に乗る前にさらりと戒めてきます。さすが、出来る男は違う。

そうOさんの言ったとおりに、島の外周を走っていたと思ったら、突然内周をじくざくと行かされる…

そして突如として砂浜を行かされる…すぐ横が舗装路なのに。

20km走って、石がごろごろしている砂地を走らされる…これは本当にしんどかったです。砂に足を取られて、足首を痛めそう。

そしてラスト。真っ直ぐ目の前にゴールが見えるのに、何故か横の山路に入らされる(笑)これが、トレランか。

almost done !!

ゴールから声援が聞こえてきます。「終わってねーよ」内心悪態を付きたいところですが、もう駆け上がるしかありません。

そしてコース誘導のおばあちゃん、疲れて石に腰掛けちゃってる(笑)

終盤で山路はき、キツイ…「今年はトレランをやってみたいな〜」とは、どの口が言ったのか。

へろへろと丘を駆け上がり、あとは一気に下る。そしてやっとゴール!

前記の通り、ガンタイムでしたので正確なタイムは不明ですが、終始一緒に走ってきたOさんの時計で2:05位でした。

そしてゴール後の水とベーグルもやっぱりセルフでした(笑)

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まあ、運営も含めてのんきなレースでした。

シリアスに走るにはこれでは困りものですが、もともと調整のファンランだったため、あの緩い感じが何ともよかったです。だいたい6:30/km、から入り、ラストは5:30/kmくらいまであげるビルドアップになりました。

天気も良く、レース後は気温も17℃くらいまで上昇。

気持ちの良い1日になりました。f:id:yamako26:20150415092744j:plain

それでは。

 

※夫は私たちをおいて、ベアマウンテンという山にバイク練に行きました。来週レースだそうで。

 

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