母娘のマイペース観光記 in NY②郊外へドライブ
こんにちは。
母は1週間の旅程を終えて帰国しました。なんだか本当にあっという間の出来事で、ホントにいたのかな…?と思ってしまうほど。
時差ボケもなく元気な彼女に対し、私はけっこうへろへろでした(笑)
仕事しながら、母の案内でいつもの2倍のパワーを使って、そしてランの時間も確保せねばと。
今日は、2日目「母娘のマイペース観光記 in NY」、日曜日の出来事です。
日曜日の朝は定例ラン、今月も走行距離150kmを達成するためには走るしかありません。
9時半には帰るから!
と言い置いてセントラルパーク1loopを走ってきました。
日曜日は唯一、今回、夫が母と過ごせる日。うちは車があるので、車でしかいけない場所に行くことにしました。
先ずは母のリクエストで、
★PeterPan Doughnut@ Brooklyn
「前回食べた中で何がいちばん美味しかった?」と聞いたところ、
「ドーナツ!」と即答した母…。
…お、お母様、ステーキとかいろいろ行きましたよね?ウォルフギャングスさん(wolfgung's steak houseの創業者にしてステーキ王)にも会いましたよね?
なんでも出来立てのドーナツの味が忘れられなかったそうです。
ドーナツひとつ、1ドルちょいと大変リーズナブルなお店ですが、なにぶん1個が大きいので、
「3つくらい買えばいいかな?」と私が尋ねると、母、思いっきり不満顔(笑)
「余ってもいいから、いろいろ買いたい」とのこと。
…いい、いい。ドーナツで良ければいくつでも買ってあげるわいね。(安いから)
ドーナツ屋なのに、ドーナツがないこともある気まぐれな店ですが、母の熱い思いが通じたのか、この日は、ハニーディップ、オールドファッション、ココナッツチョコレート、シナモンシュガーなどスター級が勢ぞろい。
ハニーディップなどは、まだ温かくて、口に入れるとほろり、溶けてゆきました。
社内で購入したドーナツを3人で回し食べしながら、車は郊外の目的地に向かって走ります。
続いて行ったのがこちら。
★WALTER’S@Mamaroneck,NY
甘いもののあとはしょっぱいもの(笑)ということで、ホットドッグ屋さんです。
この中華風の建物が目を引くお店は、創業100年以上!地元で大人気のお店、いつも行列しています。
ソーセージ1本のシングルか、2本のダブルか選びます。私と母はシングル、夫だけダブル。
オーダーした後、ピックアップまで、スタッフが調理する姿を眺めることが出来ます。
ここでも興味津々の母はスタッフの手元をガン見(笑)
「ニューヨークといったら、ホットドッグよねぇ」
元々、私に料理を教えたのはこの母ですからね。私の喰い意地は彼女からの遺伝です、間違いない。
ホント、この店のホットドッグは美味しいのです。鉄板でパンもこんがり焼いてくれますし、なによりソーセージが美味しいの。
母もいうように、ニューヨークって、ハンバーガーと並んで、ホットドッグのイメージがあると思いますが、街中に出ているベンダーで食べても全く美味しくありません。冷たいパンにただ焼いたソーセージを挟んだだけのものをひょいと渡されます。
私たちもお気に入りのこのホットドッグですが、母もいたく気に入ったようで、
「あなたたち、なかなか、案内のセンスが良い」
とお褒めいただきました(笑)
もう、日本で散々美味しいものは食べている人なので、こういうアメリカ人の文化(でも味は美味しいもの)を見るのが楽しかったようです。
お腹が膨れたところで、車は本日の大目的地へ。
★Union Church@Pocantico Hills,NY
そう、目的はこの教会のステンドグラス。
こちらにはマティスとシャガールのステンドグラスが飾られています。
※内部は撮影禁止ですので、HPより拝借。
前夜、メトロポリタンオペラハウスのシャガールをいたく喜んでいたので、どうかな、と案内してみました。
一見、郊外に建つ、ごく普通の教会ですが、内部にはこの素晴らしい大作が。
ごくごく普通の教会になぜシャガールがあるかといえば、近辺にロックフェラーのお屋敷があり、夫人が熱心に教会の活動を行っていたからとのこと。
ロックフェラーはアメリカの大富豪のことで、あのスケートリンクとクリスマスツリーで有名なロックフェラーセンターのロックフェラーです。
ちなみに野口英世が研究をしていたのも、ロックフェラー大学です。
シャガールのステンドグラスの対面、祭壇側上部にはマティスのデザインしたステンドグラスが配置され、これはロックフェラー夫人を記念して制作されたそう。
対するシャガールの作品は、ロックフェラー氏を記念してのもので、夫婦2人、それぞれのガラスから入った光が教会中心で出会う、そういった意味合いがあるそうです。素敵。
入館には$7がかかりますが、教会の婦人部ボランティアから丁寧なガイドをしていただけます。(英語ですが)
私たちは、渡米した年に一度訪れていますが、当時は英語が難しくて、何を話しているのか半分もわかりませんでした。
あれから2年半、私たちのヒアリング力もマシになったということでしょうか、それともガイドの女性の英語がかなり綺麗だったからかしら(笑)
雨上がりで、教会裏庭の緑もすっかり洗われました。楽しそうな母と夫。
そして、早めのディナーでいったのは、アストリアのギリシア料理。
★STAMATIS@Astria,NY
アストリアには、日本人も大好きで有名なギリシア料理の有名店があるのですが、私はこちらのスタマティスが好き。
暑くなったら、行こう行こうと思っていたのですが、やっと念願が叶いました!ここは、いろいろなお料理を頼みたいから、2人じゃ少ないんですよね。
前菜に、絶品!柔らかタコのグリルと、
Greekサラダ。
これは自分で卓上のワインビネガーとオリーブ油で味付けします。FETAチーズが絡まってシンプルにおいしいサラダです。これは、自宅でもよく真似っこします。
フライドカラマリ。これもイカが柔らかかった。ビールはギリシアビールのミソス。
ムサカ。茄子とひき肉、ホワイトソースのグラタン。
そして、メインのなんとか(聞き漏らしました…)バスのグリル。
ギリシア料理って、シーフードがメインですから、日本人に合うんです。アメリカに来て寂しいことに魚料理を食べる回数が減りましたから、たまにこうして補給しています。
珍しいわね、と母も喜んでくれてよかった。
もう、帰国してしまったんですけど、この楽しかった一週間を思い出しつつ、母娘のマイペース観光記、綴っていきたいと思います。のんびりおつきあいくださいね。
それでは。