sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

披露宴前夜☆yamakoと夫に兄、浜松の名店あつみで鰻を食べる。

こんにちは。

昨晩、ニューヨークに戻ってきました。すっかり秋かな、と思いきや、ニューヨークもまだまだ暑いですね。これはまだラン&ビアを楽しめそうで嬉しい!(注:ベルリンマラソンまであと3週間強です)

今日は兄の披露宴前夜、遅れて帰国した夫と前泊で浜松に泊まった日のことを。

袋井に住んでいると浜松に泊まる必要などはないわけで、なんだか新鮮な感じです。

駅直結のアクトタワー、アクトシティオークラに宿泊しましたが、こちらは私が中学生の頃に出来たんですよね。もうだいぶ古くなりました、それでも眺めは抜群。今回は駅の北側の部屋だったので、浜松城公園はもちろん、浜北の方までよく見えていました。

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懐かしいな〜。私はずっと浜松の学校に通っていたので、やっぱり懐かしいです。

夫は夫で、高校時代の親友が浜松医大に進学したそうで、何度か遊びに来たことがあるらしい。

この日は朝ランしつつ、祖父母のお墓にお参りして来ました。

「ようやくお兄ちゃんが結婚するよ」と祖父母に報告。

祖父は大変な酒飲みだったので、私はその血を色濃くひきついでいるかもしれません。町医者でしたが、診察が終わるといつも速攻で飲みに出掛けていたとか。

私や兄は1番目2番目の孫だったので、とても可愛がってくれていて、赤ん坊の私たちをおぶっては、自転車に乗り(今ならば飲酒運転で捕まります。自転車も軽車両ですからね)しばしば近所の飲み屋に行っていたそうです。皆に孫を自慢したかったらしい。

…うん、なにかおかしいですが、大らかな時代だったんでしょうね(笑)

さて、浜松で合流した夫と何を食べたかといえば、やっぱり鰻です♡

生きた鰻を捌ける職人がいないのか、ニューヨークで食べられないもののひとつが鰻。

実家でよくいくお店は車が無いと行きづらい立地ですので、今回は浜松駅近くの名店“あつみ”に伺いました。

☆あつみ

unagi-atsumi.com

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こちらは夕方は5:15からの開店。ですが、10年くらい前に行ったときには、大変待った記憶があり、夫を新幹線改札で待ち構えて、4:30くらいに着いてしまいました。

当然、お店は準備中ですから、しばし浜松の街中をふらふらし、一番乗りで入店しました。

先ずは瓶ビールから。エビスビールの中瓶です。

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わたくし、日本手酌振興会会員です(笑)

こういうグラスで瓶ビールをいただくの大好きです。

肝心の鰻はといいますと、、、お値段はうな丼3000円からで、かなり値上がりしていてびっくりしました。こちらは浜松のなかでもお高いお店ではありますが、東京並!やっぱり鰻が獲れなくなってるんですかねぇ。

私はコーチの“フィジカルの維持”が頭をちらついて、一番鰻の少ないその丼、3000円也をお願いしました。

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ふっくら美味しそう!でも丼の余白が悲しい…。

物価高なニューヨークからやってきた夫もその値段にびびってましたが、せっかく無理やり帰国したんだから、贅沢でも食べなよ、の妻の一言で、特上重5650円也です。

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鰻が敷き詰まってる〜!!これですよ!!

香ばしい蒲焼に、もう無言で貪り食らう夫婦。1週間ぶりで会ったのにもかかわらずに会話なし(笑)

やっぱり鰻は美味しいよね♡

その時、聞き慣れた声が耳に入ってきました。

「あ…、お兄ちゃん…」

なんと中居さんに案内される兄とその友人。

兄は兄で、自身の披露宴にはるばる山形から駆けつけてくれた友に鰻をごちそうしようとあつみにやってきていたのです。

この兄の友人“山形さん”は、本名こそ違うのですが、我が家では毎年毎年、山形の名産(佐藤錦、ラフランス、りんご等々)や銘酒を送ってくださる方として大変親しまれており、“山形さん”の愛称でお馴染みの人物。

両親と私は、披露宴では誰を差し置いても、山形さんにはいつもいつも美味しいものを送ってくださる御礼をお伝えせねばと前々から話していたのです。

兄は「やっぱり街中で鰻といえば、あつみだよね」と自分のチョイスに悦に入る妹を山形さんに紹介し、なぜか中居さんにまでも、

「妹です。」と律儀に紹介(笑)夫は横で爆笑していました。

またこの山形さんが、県庁勤務の公務員かつ僧侶(実家が立派なお寺でのちのちは後を継がれる)という誠実を絵に描いたような好人物で、私はすかさず長年の感謝の気持ちをお伝えしたのでした。主にお正月に送ってくださる銘酒の素晴らしさについてとうとうと語り、熱烈に御礼を申し上げておきました。だって本当に美味しいんだもの。

そして20代の後半、なかなか嫁にいく気配の無い私に、両親と兄がこの山形さんとの見合いを勧めてきたことを思い出しました。

…うーん…どうしてこのような素晴らしい非の打ち所がない人物とのお話にもかかわらず、私はお見合いをしなかったんでしょうかね…?

たしかたしか、

「山形は寒いからヤダ。雪降るから」みたいなこと言ったような…。

今、考えると信じられないバカな理由ですね…結局、さらに寒くて雪が降るとこに嫁に行きましたし。

まあ、娘や妹を是非とも娶っていただきたいほど素晴らしい方だということ。

ちなみに山形さんには既に素晴らしい奥様がいらっしゃいます。

久しぶりの鰻に、結局、私は鰻丼の鰻だけでは食べ足りず、夫の重箱から1枚鰻を失敬しました。

それを兄に見られており、両親に告げ口され、披露宴の日、父から夫は、挨拶よりも先に、「昨日は、娘が君の鰻を失敬したらしいが、それで足りたのか?」と尋ねられていました…。

確かにあつみはいいお値段ですが、美味しさには間違いがありません。今回は食べませんでしたが、白焼きも美味しいです。

そして、あつみの素晴らしいところをもう一つ。

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来代のファンタジスタ!永遠のレフティ!背番号7!

名波浩押し!

何を隠そう、私、yamakoは名波選手の大ファン♡彼はもーう、私の理想がユニフォーム着てプレーしていて、そのプレーも私の心に左足でキラーパス(意味わからない)みたいな存在なのです。

今の若い人には、やべっちFCに出てる人か、代表戦で松木&中山の居酒屋解説にピッチから冷静に返す人…みたいな印象しかないんでしょうね。

本当に本当に凄かったんですから。ミスチルも彼のために「I'll be there」って曲をね…

もう、名波選手の話なら一晩続けられる自信があります。

鰻の値段は郊外にいけば、もう1000円〜2000円安いのが相場ですかね。

さて、翌日はついに兄の披露宴です。会場は宿泊しているアクトシティオークラですが、朝から着物を着たり、妹としての接待がいろいろとあり大変です。

鰻でスタミナつけて、明日はお兄ちゃんのためにしっかり!と自分を鼓舞する浜松の夜なのでした。

 

それでは。