Berlin Marathon完走記②yamako、ついに夢のベルリンに駆け出す。
こんにちは。
ベルリンマラソンが終わり、しかもサブ4も出来ず、もはや惰性で続いてくんだろう、このブログ、とお思いのあなた、違いますよ。忘れてませんか?
11月の第1日曜日、すなわち1日、私、走りますよ?
ニューヨークシティマラソン!
なんという贅沢なスケジュール。まあ、オーバーワークともいいますが。
ただレース後、1週間は好きにしようと、散々好き放題に飲み食いしています。
で、今日のランチ。
授業が終わってから、博多ラーメン&ビール。
…自分が1番、NYCM走ることを忘れてると思います…
@秀ちゃんラーメンin Midtown, NY
ドイツにいるころから、ラーメンが食べたくて食べたくて仕方なかったのだから仕方ない。
さて、今日はいよいよマラソン当日のことを。
レース当日は、スタート地点から1km程のところに宿泊していたため、朝はゆっくりできました。
9:30すぎにスタートなので、逆算して食事を取ることを考えて5:00過ぎに起床しました。
前日10時前にベッドに入ったこともあるでしょうが、深夜2時過ぎにいったん目が覚めると、あとはうっつらうっつら…あまり熟睡は出来ませんでした。
ラン仲間のKさんのアドバイスにより、前夜眠れないことも考えて、前々夜によく寝ておく、を実践しておいてよかった。
前々夜は、ベルリンフィルのリラクゼーション効果もあったのか、夜の10時過ぎから翌日8時位まで、物凄く熟睡出来ていたのです。
しかし問題は、私にとっての鬼門でもある胃。
…何だか胃が持たれてる上に、ちょっと痛い…?
走る前からの不調に気持ちがどうにも上がりません。これ、NJマラソンの再来では…と弱気になり始めたところに届いたmessenger。Kさんからでした。
おはよ〜!調子どう?
NYとの時差は6時間ですから、彼女はこれから眠るところでしょう。
…なんだか胃が痛いような気がします…
もう、いきなり弱音を吐き、Kさんに泣きつくyamako…。
胃薬ある?そうして!!(意訳:早く胃薬を飲め!)
Kさんの言葉を素直にきき、とりあえず胃薬を飲み、朝食をちょこちょことり出します。
今回は、胃弱なこともあり、こちらのパンなどは避けたいと、夕飯をとった日本料理レストランでおにぎり(鮭とおかか)を作ってもらっていたのです。
ベルリン市内に数店あるという一心というお店です。
お寿司とどんぶりを中心としたお店。かなりリーズナブルです。
9月なのに雛人形が飾られているのはご愛嬌。
もともと胃がもたれていたこともありますが、このおにぎりがうーん…ちょっといまいち。具体的には海苔がマズイ。米がマズイ。
一心さん、料理はまあまあだったんですけど。
ドイツの地で、おにぎりが食べれるだけ贅沢かもしれませんが、なんだかあまり食が進まず、こちらはひとつで断念。あとはバナナを無理やり一本食べ水を飲み、それでおしまい。
これ以上の食事はとてもとてもムリでした。
エネルギー的には全く足りないですが、これ以上気持ち悪くなるよりはマシでしょう。
身支度の最終確認をし、計測チップを靴に取り付けます。大会スポンサー、BMWのチップ。かっこいい!
これ、お土産に持ち帰りたいと思いましたが、返さないとあとから課金される代物です。
シューズは悩みましたが、今回はBrooksのGHOSTです。
軽いのとつま先の余裕が楽チンだったので。
クッションや滑らない靴底に関しては断然ASICSなのですが、ASICSを履いて走った最後のロング走が失敗に終わったため、そんな不吉な靴はやめておきました。
7:30過ぎにホテルを出るともうたくさんのランナーが会場に向かって歩いていました。
私の宿泊したFriedrichstrasse駅は会場の最寄り駅として公式に案内されていますから、駅からもどんどんランナーたちが流れてきます。
川沿いをずっーと。
前日の下見通り、あっという間に到着しました。今遠征イチの英断は、Friedrichstrasseに宿を取ったことでしょう。
ちょっとばかり値段は張りましたが、もうお金で解決出来ることは、大人の財布の力で解決、と大枚をはたいてよかった…。
その反動で、ミュンヘンの宿をケチり、散々な目に遭うのですが、それはまたあとのお話。
会場内への入場もかなりスムーズでした。
NYCMなどはひとりひとり警官にボディチェックをされたり、金属探知機に入ったりするのですが、そんな仰々しいものはなく、サクッとゼッケンか手元のバンド(EXPOでまかれたもの)を見せるだけ。
会場内に入ると、うん、かなり男女比が男性に偏っているように思いました。7:3くらい。(公式を見たら4:1近かった)
baggageはスタート30分前の8:30close(9:30スタートのHブログランナーは1時間寒いです)なので、まだまだ時間に余裕もあり会場ないをうろちょろしていると、ニューヨークから一緒にきているY夫妻にお会いして、少しほっとしました。
このご夫婦、夫→サブ3、妻→サブ3.5でベルリンは昨年に続いての参加です。そう昨年、yamakoはベルリンの街を駆け抜けるおふたりを応援しているのです!かっこよかったなぁ〜。
少しおしゃべりしながら、カロリーの足しに少しでもと、アミノバイタル4000mgとEXPOでもらったPower Barのグミを摂取。
これも、とくにグミ!胃の負担が少なくて、正解だったように思います。NYCMでも食べることにします。
CブロックのY夫は早々にコーラルに向かったので、私は奥様と女性のbaggageゾーンへ向かうのですが、まわりが私たち2人を見てにこにこしてるんですよね。
そう、私たち150cmちょいのミニーコンビで、ドイツ人のおじさまやおばさまからはまるで子どもに見えていたに違いない。
その後もほんとにみんなに優しくしてもらい、私なんてトイレの順番まで譲ってもらっちゃいました。
スタートゾーン、Hブロックにいく途中の写真。
このアディダスのウォームシート、ゴール後用でしょうに、スタート前から配ってくれていました。
私はここでもお子様扱い(笑)で、係りのおじさまにシートをふわりと巻いてもらいながら抱きしめられるという。
しかも「チャオ!」って(笑)
スタートラインに向かうランナーたち。
先のブログの号砲が次々になり、いよいよHブロックのスタート!
ランナーのうねりのなか、わたしもその一点となって、走り出しました。
いよいよ、一年間見続けた夢のレースのはじまり!
胃の痛いのも緊張すらしばし忘れて、言うならば、あれを夢見心地っていうんでしょうね。
コースはこちら。
絶好のマラソン日和、空は青く晴れ渡り、イチョウ並木は陽に煌めいていました。
なんて美しい光景。
もうきっとずっと忘れない。
yamako、ついに夢のベルリンに駆け出したのです!
続く。
それでは。