ドレスデン旅行記③クラッシックファンの憧れSemperoperaにいざっの巻。
こんにちは。
ドレスデン3日のメインイベントはSemperopera(ゼンパーオーパー)でのオペラ鑑賞。
クラッシックファン憧れのこのオペラハウスにどうしても入ってみたくて、事前にチケットをオンラインで予約しました。
ゼンパーオーパーのゼンパーは、このオペラハウスの設計者の名を冠しています。こちらも他と同様に第二次世界大戦の空爆で崩壊しており、今のオペラハウスは復元されたものです。
本当はドレスデン到着日に上演されていたバレエ『くるみ割り人形』を見たかったのですが、私が手配した時にはもはやsoldout。
バレエ大好きな私としては、本当に残念でしたけど、気を取り直して金、土の演目をチェックしてみることに。
するとオペラで『グレイトギャツビー』か『ヘンゼルとグレーテル』だというではないですか。
『グレイトギャツビー』…舞台がNYだよね?わざわざドイツまで行ってそれはないと『ヘンゼルとグレーテル』を選択しました。
クリスマスっぽいタイトルですし、内容も分かるし、歌も1曲は知っています(眠りの精のアリア)白状すると私はあまりオペラは得意じゃないのです…すぐ寝ちゃう。
更には昼夜のダブル公演のうち、昼2時からのfamily friendlyを選択。子供が大丈夫なら、私でも大丈夫でしょう。服も大したものを持っていけませんし。
ゼンパーオーパーには、開演の1時間前から入ることが出来ます。
ちょっと時間が早かったので、お隣ツィンガー宮殿の2階に登ってみました。
※マイセンのカリヨンがついています。
※カリヨン建物の中がカフェになっていて、こんなオープンスペースも。夏場にここでビール飲みたい♥︎
さて、1時になり入場します。まずはbox officeで予約したチケットを受け取り、コートはクラークへ。
座席につけるのは更に30分後の1時半というので、それまでこの豪華絢爛なオペラハウスを見学してまわります。
※窓からはドレスデン城を臨むことが出来ました。
見よ、このさながら宮殿のようなゴージャスさ‼︎
よもや今すぐに舞踏会が始まってもおかしくはない空間に完全にのまれます。。。
…なんで私、こんなニットにツィードスカートのドッキングワンピ、着てきちゃったんだろ…(それは暖かいからです)
我が母セツ子ならば、こんな時、華麗に着物で決めるところでしょうが、その娘はこの完全なる場違い感。
その後、私の後に続々入ってくる人々が案外カジュアルな格好なのを見て、ようやく安心しました。
これが夜だったら!…昼にしておいて本当に良かった…、セーフ…。
本日の演目が『ヘンゼルとグレーテル』という子供が楽しめるものでしたから、両親や祖父母に手を引かれたキッズ達がわらわらやってきます。
明らかに育ちの良さげな可愛らしい子供たちと格好こそドイツ人らしく質素にしていますが、インテリジェンス溢れる両親と祖父母の素敵なファミリー。
子供の頃からゼンパーオーパーでオペラとは恐れ入ります。yamakoなんて、磐田市民会館で劇団四季がせいぜいでしたよ、この差…。
私も亡くなった祖母のことを思い出していました。クラッシックが好きで、東京に進学した際「一緒にサントリーホールに行こうね」とした約束は遂に果たせず。後5年でも長く生きてくれたなら色々と連れて行けたと思うのです。
そういうわけで、今回の旅行には祖母のネックレスをしてきました。
1:30をまわったので席に着きます。
今回、私は54ユーロの3階席。
※この舞台正面の時計は5分刻みでの表示。からくり時計でしょうか。
舞台を馬蹄型に客席が取り囲んでいますが、チケットの入手が困難な訳が分かりました。席数が少ないのです。いつもバレエを見ているメトロポリタンオペラハウスよりだいぶ小規模な劇場だと思います。舞台も狭いような。
帰宅して調べてみると、ゼンパーオーパー1300、メトロポリタンオペラハウス3800だそうで、これはチケットが争奪戦になるのは無理もありません。
内容については、詳しくは書きませんが、オーケストラや歌声の反響が素晴らしかったです。
舞台については、やはりドイツだけにセットや衣装は地味かな(笑)他の演目は分かりませんが。普段見ているメットが如何に豪華なものなのかよく分かりました。
クリスマスらしい雰囲気を楽しめたのが良かったです。クリスマスシーズンに家族で見にいく、バレエ『くるみ割り人形』のような感じでした。
ゼンパーオーパーではガイドツアーをしています。演目のチケットが手に入らなくても、ツアーに参加して内部を見学することが可能。
公演の合間に行われているツアーですが、土曜にはSemperopera at nightとして22:30からの回もあるとインフォメーションで見ています。
☆おまけ☆
休憩中にいただいたビール。もう優雅にシャンパンじゃなくてビール(笑)
喉乾いちゃったからね。
ここにきて初めて、ドレスデンのビールRadebergerをいただきます。
このビールはピルスナータイプで、シャンパンタイプのグラスに入れて供されます。ちなみにこのグラスは250mlでちょっと小振り、グラス背面にはゼンパーオーパーのロゴが入っていました。
きゅ〜っとひとくち目が大きいのがyamakoのグラス的特徴です。
オペラハウスの飲み物なのに、一杯3ユーロ程とお安かった。シャンパンはいくらだったんでしょうか。。?
それでは。