sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

2016年NYC Marathon☆今年は申し込みませんでした。

こんにちは。

昨日は2016年度NYCMの申し込み締切でした。

私、今年の為に、昨年2015年も9+1をやっていたのですが、、、今年は申し込みしませんでした。

理由はいろいろあって、1番大きなものが、我が家の駐在がこの秋で終わり本帰国となる、それがだいぶ濃厚になってきたこと、ですね。NYCMの際にはもうニューヨークに居ないということ。

あとは、NYCMを3年連続で走り、もういいかな、と昨年の完走後に思ってしまったこと、ですかね。

もちろん、NYCMは世界一のマラソン大会だと今でも思っていますし、2016年の秋以降もNYに変わらず暮らしているかもしれません。

レジストして一旦お金を払い、キャンセルして、出走権を来年に持ち越す(その場合、お金はまた来年も払う)という選択肢もありましたが、来年こそ更にどうなっているのか分からない…、先のことが不透明なため、4万円近い参加費をドブに捨てる(かもしれない)ようなことは出来ませんでした。

来年、日本に本帰国しているとして、休暇を取り、飛行機に乗り、時差ぼけのなかでも走りたいかなぁ…と。

数年内には、友人たちには会いにニューヨークに遊びに行くとは思うんですけど、NYCMに遠征する時間とお金、気力は別の大会に今は使いたいな、という気持ちです。

世界は広く、世界中にはたくさんの大会がありますから。

次にNYCMを走るのは一体何年後になるでしょうか。本当に中年も中年に(今だって中年ですがw)なり、懐かしい街並みと友人と再会する、長い人生、少し先の楽しみにしておきたいと思っています。

他、私には『いつかボストンマラソンを走りたい』や『ワールドマラソンメジャーズを走破したい』という野望もあります。

これらもしばらく前まで、出来るだけ最短で達成したい、と思っていました。しかしながら最近は考えが少し変わりました。

人生は長い、だからそんなにせっかちにならなくてもいいかな、って。

まあ、タイミングは大事ですし、勢いがないと出来ないこともあるでしょう。

特に女性は結婚や出産などのライフイベントにより、生活を大幅に変えることを余儀なくされることがありますから。

私自身、結婚と夫の駐在によって、仕事を辞め、心地よかった東京での暮らしを手放なさざるを得ませんでした。

良かったことも残念だったこともありますが、ランニング生活的にはラッキーでしたよね。

駐在先がニューヨークでしたから。ランニング文化の先端で、レースも充実、ヨーロッパにだって近い!

正直なところ、今の暮らしが気に入りすぎていて、この駐在生活に終わりが来ること、しかもそれがだんだん近づいてきていることが憂鬱でした。。。

そんななか、今年のNYCMを断念したことは、小さくない気持ちの変化でしたね。

ずっとこの街にいることは出来ないですし、どうしたって、また新しい暮らしを築いていかなければいけないのです。

駐在家族って、皆さんいろいろなイメージを持たれているでしょうが(私こそこんなお気楽ブログを書き散らしているので)はっきり言って、駐在員本人よりも帯同する家族のが大変です。(私の個人的意見です)

駐在員本人は日本での仕事、人間関係を断ち切ってくるわけではないですし、帰国しても戻る場所もあります。

でも、家族はね。。。全てを日本に置いてきて、また新たに一から作り直し、本帰国となっても日本に戻る場所があるわけでもないんですよね。

私、ニューヨークにきた当初、友人はいない、語学力は絶望的水準でした(笑)

はじめからこんなに楽しくやっていたわけではなく、本当にひとつひとつ積み上げてきた、という感じです。

日常生活もランニングも仕事も。

全てが大事で来たる時に手放すのが本当に惜しい。

でもそれもまた新しい何かを得る道に繋がっているんだと思いたいものです。東京からニューヨークにやってきたこれまでのようにね。

ラン仲間に、私と同じく配偶者の都合でニューヨークにやってきた女性で、そこから出産、子育て、就職を経験している方がいます。

生活の変化に対する不安を打ち明ける私に、

『(人生は)その時どきの楽しさがあるから』

と話してくれたことがありました。

日本に本帰国したら

日曜日の朝、セントラルパークを走れなくなるでしょう。

当然、NYCMを走ることもなくなる。

仮に子供ができたら…

当然、お酒は禁止、走ることもしばらくお休みにしなくてはならないでしょう。

数年単位で生活はがらりと変わる。

こんな先の不安を募らせる私の心にストン落ちた魔法の言葉でした。

海外転勤(多分今後も)するような相手と縁をむすび、女という性に生まれている限り、今後も生活のスクラップ&ビルドは続いていくことでしょう。

そのなかで、ランニングとの関わり方は『その時どきの楽しみ方』になるんだと思います。

ま、基本はお調子者の能天気ですから、だいたいが楽しいんですけどね〜。

今日はビールの話でも書こうかと思ったのに、ちょっといつになく語ってしまいました、ふふふ。

それでは。