sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

Rotterdam Marathon完走記②5:40/㎞!何があろうとペース死守!の巻。

こんにちは。

また週末ですね。はー、もうオランダに出かけて以来、1週間がたってしまいましたね。

おお、ついに今度の月曜はボストンマラソン!しかも120回記念大会ですよ。

yamakoの友人もアメリカ、ニューヨークを問わずに多数走るので、明日からボストンに応援に行ってきます。

ニューヨークからボストンは車で3時間半くらいですかね。距離は東京→名古屋くらいありますが、なにぶんハイウェイが発達していますので、若干早くたどり着くことが出来ます。

出走される皆さん、ランナー、憧れのマラソンレースです!是非楽しんでいらしてくださいね〜!

さて、今日は完走記の続きの②です。

エラスムス大橋をゆくyamako、ロッテルダムの絶景にしばし見とれます。

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橋の両サイドには巨大な噴水が上がり、空は晴れ晴れ、日が燦々とさしています。まさに絶好のマラソン日和!

ロッテルダムは世界有数の港湾都市です。現在はモダンな建築の立ち並ぶ美しい近代都市ですが、これは第二次世界大戦後の復興によるもの。

空爆で壊滅した都市の復興に際し、ロッテルダムはいわゆるレンガ作りのオランダの街並みを選ばず、独自の都市作りを選択するのです。この辺りは同じく第二次世界大戦で壊滅したドレスデン(2015年12月に訪問)とは真逆ですね。(あちらは出来るだけ元に忠実に復元した)

ですから、ロッテルダマー(ロッテルダムの市民)はこの近代都市にプライドを持ち、このオランダ1のマラソン大会もロッテルダムの誇りなのだとか!

さて、美しい眺めに興奮気味のyamakoに聞こえてくるはずもない日本語が聞こえてきます。

ン…?なんか私のこと呼んでる??

…あ、E氏…。

そう、このE氏なのですが、大変濃ゆい、中東系のルックスをしており、顔を見て、真剣にビビってしまった(笑)なんか、デュッセルドルフに行って以来、ますます濃くなったような。

yamakoさん、今日は自分、ハーフくらい走って、適当なとこでリタイアするんで!

…お〜い〜!ちょっと!!

このE氏、自分がはるばるオランダのマラソン大会まで誘っておきながら、激務の生活で全く練習出来ていなかったらしく、ロッテルダムに入る前などは、もう走らないで応援します、などと言ってきていたのです。

まあ、その気持ち、分からんでもない。このロッテルダムマラソンは制限時間が5時間半で、歩いては完走不可能な中級レベルの大会なのです。しかも練習してなかったら、やっぱりフルを走るのは怖いですよね。

でも、私は昨夜見たもんね。貴方の足元がピッカピカのアディダスだったのをね!走る気満々じゃん(笑)

E氏とゴールしたら一緒にビールを飲みましょうと約束して、橋を渡り終えた私はレースに集中です。

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こちらのエラスムス大橋にはまた25km走って戻ってきます。

出だし、若干の渋滞がありましたが、1kmあたりからはスムーズになり、5:40/kmのペースに乗せることが出来ました。

今日は何が何でもこのペースを死守っ!遅くても速くてもだめなんだっ!

さて、ロッテルダムマラソンでは5km毎に給水があります。が、それが不安でもあったり。。。ニューヨークでは1mileごと、1.6kmごとに給水があり、そちらに慣れているからです。

しかも、幸か不幸か、今日の晴天です。後半、水分補給が足りなくなるような。。。

5km地点には、こちらもロッテルダムの誇りであるサッカーチーム、フェィエノールトのスタジアムがあり、その巨大なスタジアムが見えてきます。

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巨大な桶のような…。オランダ語でまんま桶という愛称をもつスタジアムです。

これが立派なもので、こちらで愛された日本のフットボーラー小野伸二はやっぱり大したものだったのでしょう。

そして、初めての給水地点に入ります。給水は個人用のスペシャルドリンク、水、スポーツドリンクの順の配置になっています。

そしてコース自体が決して広くない所に皆が一斉に手を出すのだから、物凄いもみくちゃ状態になっていました。

そうだよねー。これ、取らないと次のは10km地点だもの。皆、必死だ。

私も毎回の給水は必ず取ろうと決めていましたから、巨人たちの合間をぬって、必死に手を伸ばします。

が、強烈なエルボーをくらうこと多々…。い、痛い…。真面目に痛いって。。。

巨人たちから繰り出されるエルボーの威力たるや半端ない。ましてこちらは153cmのちびっ子ランナーです。

蹌踉めく私を見て、当ててしまったおじさまの方がびっくりして、本当に申し訳なさそうに謝られました。

しかしでかいなー、オランダ人。現在の平均身長は183cmだそうです。女性たちも170cmはあるな。。。

レース全般、コースの所々が狭くなっているところがあり、私は何回肘打ちされたことか。。。

さて、給水で若干ペースが乱れたものの、5:40/km〜5:35/kmのペースを守ります。5:30/kmでは若干速い。

今だからカミングアウトしてしまうと、実は私、走る前からなんだか太ももあたりが重かったのです。

それというのも、オランダ入りしてから、押さえてはいるものの、嬉しさ余って歩きまくってしまったという。。。前日も止めときゃいいのに、宿泊先のデルフトで朝ランしちゃった…。

仲間のKくんなどは、連日2万歩強歩いており、何を思ったのだか、NYにいるラン仲間のねえさんにそれをわざわざ白状して怒られていました(笑)私もついでに怒られました。

あとは走行距離よりも慣れない石畳を歩いたのも、普段使わない筋肉にきましたね。

兎にも角にも、もはやレースは始まってしまっているのです。今さら仕方ない。

むしろ脚が重ためな分、最初からスピードが押さえられてラッキー、と思い込むことにしていました…もう、それしかない。

こちらが私の序盤の記録です。

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イーブンを守ってなかなかよいペースでしょう?

序盤はペースを死守すること、給水を5km毎にすること、エナジージェルを10km毎にとること、もうその基本3点だけを守って走ることを心掛けていました。

大体10km過ぎあたりで、私より先にスタートした4時間のペーサーに追いつき追い越して、とにかくこの人に抜かれなければサブ4だわ、と。

あとは周りを走る面子もだいたい固定されてきましたね。WAVE3だと、サブ4から4:15あたりのランナーがエントリーしていますから、まあみんな大体同じペースなんです。

しかも極端に上げ下げするような輩も少なく、皆、安定していました。だから私も同じペースを守ることは難しくはありませんでした。

でもね、リズムは真似たらだめでしたね。なにぶん、脚の長さがまるで違うもので。合わせたら途端にギクシャク走りになった私の短足具合よ、、、ああっ。

特について行きやすかったのは、一目でトライアスリートと分かる体とジャージのランナーです。彼ら、流石に安定しています。うん、相当に体力あるだろうからね。

VESPA SPORTS(ヴェスパスポーツ) VESPA HYPER 9g×12個入り

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ハーフ辺りまではそんな調子で走っていました。

まだキツイとは思わないけど、このままのペースを42.195km通せるという自信もなく。。。まさに走り続けてみないと分からないという感じでした。

そして今回私はジェル以外にドーピング用のVESPAを2個ほど忍ばせていたのです。

NYCMの時にも使いましたが、疲れすぎて効いたかどうだかもよく分からなかったVESPA。ひとつ600円也。この高級な値段設定が効きそうな感じではありますが。

何でも効果が出てくるまでに少し時間が掛かるとの事でしたので、ハーフ手前で1つを摂取しています。

これがですね、変なふうに効いてしまいまして、中盤以降のレースに大影響だったのです。

そちらは明日の③に続きます。