番外編オランダビール記☆どこでも私はBEER LOVER!の巻。
こんにちは。
今日は番外でオランダビール記です。これ、昨年のドイツ旅行後にも書いた企画です。やっぱり旅にはその瞬間を彩るお酒が必要でしょ(笑)
今回はロッテルダムマラソンを走るために出かけていますから、残念なことに、飲酒出来たのは、10日(レース後)、11日、12日(最終日)の2.5日のみ。イヤ、正味2日かな。。。
だから自分比、あまり飲めていないので、あしからず。。。
◆1、2杯目
念願のサブ4を達成し、応援団と待ち合わせた市庁舎裏のBARにて。もう完全惚けていて、店の名前すら覚えていません…。店にオリジナルのビアタンクがあり、ピルスナーとラガーを1杯ずついただきました。
ロッテルダムマラソンのいいところは、街のど真ん中でゴールするので、直後すぐにご褒ビールをいただけること!(コレ、重要)
ゴールのある大通りにすぐ、カフェバーが沢山並んでいます。混雑はしているけれど座れないほどではなく。
◆3杯目 Bavaria Pilsener Bier (北ブラバント州、オランダ)
レース日の夜、もう何処に出かける元気もなく、宿の下に入っていたビストロ?で。
超嬉しそうな顔(笑)
左手に持っているのが、私が飲んだBavaria(ババリア)。右手が仲間の飲んだラ・トラッペ(後述します)。
オランダのビールといえばハイネケンだけれど、それに匹敵する規模の大メーカーだそう。ブランド名は『ドイツ風のビール』の意。知らなかったし、初めて飲みました。
喉越しよく、軽いビール。同じピルスナーでもハイネケンのような葉っぱの味はしない。ちょっとさらりとしすぎているので、まるで味覚への引っ掛かりがない。喉乾いていたから、1杯目としては正解だったんですけどね。。。
ロッテルダムの街中でハイネケンより看板を見かけたのは、北ブラバント州(④で紹介したデン・ボッシュが州都)に本社があるという地理的な理由かと思われます。アムステルダムなどオランダ北部はハイネケンを圧倒的に見かけましたから。
◆4杯目 PALM(ベルギー)
お隣ベルギーのビール、パーム。こちらはオランダの国境近くブランバントで作られているビール。そう、昔は南ブラバントでオランダ領だった地域です。
やはりヨーロッパの文化風俗は国境でスパッと区切られるものではなく、複雑に混ざりあっていますね。
こちらはエールビールに代表される上面発酵ビール(日本で主流のラガーは下面)で風味豊か、フルーティ。
この2つの製法を分かりやすく例えるとするならば、下面発酵のラガーが水、上面発酵のエールがワイン、て感じでしょうか。
ベルギービールのなかでは割とさっぱりめ。
この日はもう体内の水分が出切ってしまっていましたから、とにかくさっぱり系を好んで飲んでいましたね。
◆5杯目 Brand bier brouwerji B.V.(オランダ)
レース翌日に移動したユトレヒトでいただいた1杯。ブランド若くはブランズ。
B&Bの入室準備がまだとのことで、街中を散策、ドム塔前のカフェで飲んだこちらもピルスナー。
この日はとにかくぐったりと疲れていてやりたい事といえばとにかく、
オープンカフェでぼけっとビール。
しか思い浮かばなかったなぁ。。。
念願叶って至福の1杯でした。ドム塔から聞こえるカリヨンの音色も良かった。
味はババリアと同じ路線なんだけれど、あそこまでの量産的な感じでもなく。
そしてこちら、創業1340年、オランダ最古のビールです。1340年って、日本はまだ室町時代ですよ?!現在はハイネケンに買収されてその傘下だそうな。
◆6、7杯目 Grolsch、 Bavaria(オランダ)
ユトレヒトの晩、疲労困憊で食事に行く気力もなく、部屋でハムとチーズ、ポテトチップスとともに。しかも瓶ですらない、コンビニで買った缶ビール…。あーあ…。
グロールシュは1番人気のピルスナーです。あとでブログにするならば、ピルスナー以外を飲んだほうが良かったんですけどね。もう、体が“水”を欲してたんでしょうね。
レース後は不思議とどれだけビールを飲んでも翌日に残らず。10日も禁酒したから肝臓が元気だったんでしょうか。
グロールシュはアメリカでも日本でもよく見かけるブランドで、ハイネケンに匹敵するシェアなのだとか。
価格帯が若干高め、王室からロイヤルの称号を授かっているそう。
私のなかでは、グロールシュ、ハイネケン、ババリアの順かな。
ババリアについて?うん、“水”ですね。(特に缶)
◆8杯目 La Trappe(北ブラバント州、オランダ)
最終日にヒエロニムス・ボス展を見た後、駅前のカフェで飲んだ1杯。
はじめはどこのビールがわからなくて、グラスの形状からベルギービールか、と思っていました。
が、れっきとしたオランダビールです。そしてオランダ唯一のトラピストビア。
トラピストビールはトラピスト会修道院が作るビールの呼称ですが、日本ではベルギーのCHIMAYが1番有名かな。
世界でその名を冠するBreweryは8箇所だけで、6箇所がベルギー、1箇所がオーストラリア、そしてオランダのラ・トラッペです。
今回、テロの件がなければ、ベルギーに行って、これらトラピストビールの醸造所へ行きたかったんです。
オランダにもあるなんて知りませんでしたし。が、ラッキーにも訪ねたデン・ボッシュのある北ブラバンド州にこのラ・トラッペがあったとは。
うん、やっぱり旅は成り行きまかせの結果オーライでしょう。
ラ・トラッペは人手の高齢化の問題などもあり、前出の大手ババリアの傘下に入ったことで、一旦はトラピストビールの名称と使用資格を剥奪されています。その後、修道士が毎日数時間、醸造に携わり指導しコントロールすることで合意し、 2005年から再び正式なトラピストビールに復帰しています。
私がいただいたのは、ラ・トラッペ・ブロンド。琥珀色のビールでアルコール度数高めの6.5%。
これ、いただいてるときまでは、まさか電車事故が起きていると思いませんから、絶好調でしたよね。
その後、焦って、酔いが一気に覚めた(笑)
ベルギービールもそうですが、フルーティでしっかり風味のあるビールは食後にゆっくりといただくのもいいかなと思います。
◆9杯目 Heineken(オランダ)
KLMのビールはやっぱりハイネケン。オランダに行ったのに飲んだのはこの時だけ。
◆番外編 Delft Brewery(デルフト、オランダ)
旅行記②デルフトで買ってきたフェルメールラベルのピルスナー。唐揚げとともに。
あーあ、オランダのマイクロブリューワリー、行きたかった…。せめて街中でドラフトだけでも飲みたかった…。
今回のビール紀行はこんな感じですね。ビールよりも更に食事。大したものを食べていなくて、1番印象的だったのが、駅にあったコロッケの自動販売機。あれが1番美味しかった(笑)
それでは。
↓※昨年のドイツビール紀行