sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

日光ウルトラマラソン完走記④初めてのフル超え、yamako、日光のお空に消え入りそうになる。。。

こんにちは。

日光ウルトラマラソン完走記も④ですね。

後半は体力と気力のギリギリ限界で走っていたので、所々記憶が飛び飛びです…

だから印象に残っていることが中心になります。

では、続きを。

引き続き鬼怒川温泉の街を走って行きますがなんだか町中が閑散としてました。

前日も、寂れてるな〜と思ってましたけど、殆ど応援の人は出ていません。

幟のひとつくらいあっても良さそうなもんなのにね。。。

第一回大会なので、あんまり厳しいことを言うのは…と思いましたが、私、ちょっと大会アンケートに厳しいことを書きましたよ。。。

鬼怒川温泉って、今回の大会で、ツアーのランナーやフリーのランナーの宿泊があり、少なからず潤ったはず。それなのに、

泊めて、ハイ、おしまい。

みたいなのはいかがなものかと。。

ランナーのうち、少なくない数が、スタートの古今市に泊まりたかったけれど、宿がなくて鬼怒川温泉まで来て泊まったと思うんですよ。少なくとも私たちはそう。

それでこれじゃあね。

ランナーはただ遠くに泊まらされただけじゃないか。朝もそのぶん早くなるわけだし。

別にレース自体に支障があったわけじゃないけど、ツアー絡みのホテルは沿道に出てきて応援くらいしたっていいんじゃないのかなぁ。

私が鬼怒川市長なら歓迎の横断幕や幟を絶対出すけどな。

私たちには知る由もないけれど、大会主催者側と観光関係者との間でコンセンサスが取れていなかったのでは?と邪推したくなりました。

来年以降のためにも、是非色々検討し直して欲しいなと思います。yamakoの個人的な意見です)

一方、大会エイドの皆さんは素晴らしかったです。

鬼怒川温泉を出て、最初の給水地点が藤原運動公園だったんですけど、うんまい給食に加えてマッサージのブースまでありました。

今までのレースでマッサージなんて、止まったことなかったんですが、もうふらふら〜とテントに吸い込まれる。

こちらは、62.195kmの第2関門で36.9km地点。(11:30閉鎖)

だいぶ時間的余裕があったのと、ここまで走ってきて、もはや目標を「できる限り早くゴールする」から、「とにかく完走する」に下方修正していたので。

イスに座るともう至れり尽くせり(涙)冷たい水に浸して絞ったタオルを脚や肩にかけてくれて、2人掛かりでマッサージです。

あのときは、ついに休んじゃったな。。。と思っていたんですけど、今考えると、あそこでクールダウンしたから最後まで保ったのかしら。。。

さらに、係のお姉さんに図々しく、首に巻いていた冷感タオルを、冷たい水に浸して絞ってもらうようお願いしちゃいました💦

ワガママにも笑顔で即対応してくださり、ホントに有難かったです。

やっぱ首元冷やすと生き返りましたね〜!

冷感タオルを巻いてきた私、GJ!お姉さん、ありがとう!やっぱジャパンテクノロジー!千円でこんなに役立つとはね、ブラボー!!

覚えてる限り、100kmの部、女性のトップランナーに抜かれたのが、この藤原運動公園。

かっこいい方で、旦那様が車でコースをまわりながらサポートされていたみたい。

結構、そういうご夫婦がいましたね。決まってランナーのが女性(笑)

自転車で廻っている方もいました。何度もなんども自転車に乗って現れるもんだから(のわりに誰に声を掛けて応援してるわけでもない)

この方、マラソンファンなの?それともご近所さん??

とか思っていたら、奥様をサポート、応援されていた方だとゴール後に判明。ちなみに奥様(推定70代)には、ゴール300m前で刺されて、まるで追いつけなかったです。…速かった…。

さて、藤原運動公園を出て、国道121を少し走ると、今度は東武ワールドスクエアへ。

ここ、距離合わせなのか、細かくちょこちょこと走らせられて、キツかった。。。だいたいのエイドも5km以上間隔があるのにここは近すぎるというか。

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何故か撮影スポットはピラミッドをバック(笑)写真だけみるとまだ元気そう。

このテーマパーク、世界の有名建造物のミニチュアが立ち並んでいるんですけど、911以来、NYに今はないツインタワーがエンパイアステイトなんかと並んでいたのが大変にシュール💦

ちなみに、この日、私の履いてるランスカはNYC柄です。ますます…ねえ。

さて、ワールドスクエアを出て、121をまたトコトコ行きます。

そして、62.195kmの部、42.195kmの看板が!

おー、昨年10月シカゴ以来のフルだわ。

そして、ここから未体験のゾーンに突入。今回のレースはここからが本番といっても差し支えないでしょう。

時間は正午近くになって、気温もかなり高くなってきているのも感じていました。

フルは過去に何本も走っているとはいえ、もうここまでに6時間近く走ってきている。最近のフルってせいぜい4時間ちょいだから、長い時間走るのはそれで疲労するんですよね。。。

あと、夏場と冬場はやっぱ違うわ。(当たり前)

121の対面を100kmのランナーが続々走ってきているのをぼんやり見つつ、段々意識がぼんやりしてきたのは、フルを走りきって、張っていた気持ちが途切れたからなのか。。。

44km過ぎのエイドで、パイナップルをふた切れ食べ、水をもらい、これ飲みきるまでは暫く歩くかな。。。

ぼーっと、もうこのまま日光の空に消えていってしまいそうな自分。。。

そのとき、道路の反対側から、、、

yamakoちゃん、しっかり!がんばれ!!

不意に名前を呼ばれました。

一緒に日光にやってきたYさんです。何人か100kmの部を走ってる友達はいたけれど、まさかコースで会えるとは。しかも歩いてるとこ見られた(笑)

これ、今にも天に召されそうになっていたところ(笑)を引き戻されましたね。ハッと我にかえった。

私も出来る限りの大声で返します。

Yさ〜ん!!頑張ってください〜!!

…お前がガンバレよってところですが、Yさん、私が既に走った鬼怒川まで行くのです。あと40km近く走るのです、60km以上走ってきた脚で、これから。

私も気持ちが再び奮い立ちました。Yさんには試走にも連れてきていただいているのです。

さあ、行こう。とにかく先に進むんだ。完走するんだ。

水の入ったコップを持ったまま、また走り出します。

しかし、数百メートルいったところで、信号ストップ。

ああっ、ツイてない。。。

日光ウルトラは基本、交通規制がないので、レース中、何度も信号ストップにぶつかりました。

私はもはやタイムより完走にシフトしてましたから、ロスは別に良かったんですけど、気持ちが切れたり、脚を止めると走り出すのが大変っていうのはあったかな。

ま、正直ね。

ラッキー。休める!(嬉)

ってときもありました(笑)

…ダメだな〜。

信号ストップじゃ仕方ないと、持ってたコップの水を太ももにかけてみる。ランスカ、ペロリとめくって。

こういうときって、人に見られちゃうんですよね。。。同じ信号に捕まっていた男性ランナーともろに目があってしまった。。。

…はしたなかった(笑)すいません、アラフォーが。

そして、自然に言葉を掛け合います。

…暑いですね。

…ホントに暑いですね。

ああ、お腹空いたなぁ。。。

もうお昼ですもんね。。。

ちょうど通ったJAにあった時計は12時10分を指していました。

…もうかれこれ、6時間も走ってるんだな。。。

制限時間は午後3時半。あと3時間半で17kmくらい。動き続けられさえすれば、ゴールまで間に合いそうです。

しかしここから自分がどうなるのか全くわからない。

じゃあ、自分は先に。という男性ランナー(この方とは繰り返し繰り返し会って、しまいにはゴールでもお会いした)を見送って、私は私で終盤戦に突っ込む覚悟を決めたのでした。

続く。