ドイツ旅行記①yamako、ひとり世界の車窓から。heading to München!
こんにちは。
ベルリンマラソンの記事が終わりましたので、今日からはマラソン後の旅行話を。
ベルリンは昨年も訪れていますし、レースが控えていたこともあり、大して観光もしませんでした。ベルリンフィルくらい?
レース後、どちらに行くのかは、全く悩ましい話で、オランダにフェルメール旅行アゲインなのか、古都ドレスデン(この街にもフェルメールが2枚ある!)と食器で有名なマイセンなのか、はたまたベルギー、オーストリア…
かなり直前まで迷っていました。
ラン仲間からは、今年はミュンヘンのオクトーバーフェストに行きましょう!
とのお誘いもあり、こちらもBeer Loverのyamakoにとって大変魅力的。
しかも、本家ミュンヘンのオクトーバーフェストは2週間しかやっていないのです。
結局、ラン仲間のIくんの、
年に2週間限定のオクトーバーフェスト期間中にドイツにいるなんてこと自体が奇跡!
との熱い言葉に、いえ、単にドイツで思う様ビールが飲みたくて、ミュンヘン行きを決めたのでした。
そして今回の旅行でやってみたかったことのひとつが、鉄道の旅。
学生時代に旅した、イタリアでは、鉄道で三都市(ローマ→フィレンツェ→ベネツィア)を移動した経験がありますが、それっきり。
(あ、フランスでもブルゴーニュからパリまで高速鉄道に乗ってました…)
まあ、yamako、電車が好きなんですよ(笑)
マラソン翌日は5時起き。
席を確保していた高速鉄道ICEが早朝6:39、ベルリン発だったからです。
巨大なベルリン中央駅の模型。ドイツW杯に合わせて建設されたというセントラルステーションは機能美に溢れています。
私の乗ったICE1003。
座席はこんな感じ。木目調に会社のお偉いさんが座るような革張りの黒椅子。座り心地はかなり良いです。
私は向かい合わせ2人用席。(日本の新幹線みたいに進行方向に合わせて座席を回すことは不可)
今回は、マラソンお疲れ、私!ということで奮発の一等車です。運賃125ユーロ也。
それにベルリン→ミュンヘンは6時間超の長旅ですから、座席は重要です。
座席は世界中どちらからでも、インターネットで購入出来、有る程度の期間があれば自宅までチケットを郵送してくれます。ギリギリだと駅で発券しないといけません。
私はネットで一度とったものの、mailでそのチケットはもうない、とよく分からない連絡がきたので、結局、乗車2日前にベルリン中央駅で購入しています。
一等車専用のカウンターがあり、待たずに対応してもらえますし、トラブルを考えた場合、英語に自信のない方は対面で確認しながら、買った方が良いのかなと思いました。
時間が掛かるとはいえ、電車は安いですね。前述している夜行の二等車なんて寝台料金込85ユーロ。
飛行機だと空港まで行って、フライトを待って、また到着先空港から街中まで移動があるでしょ。
だから実質は、飛行機よりも2時間遅くなるくらいじゃないのかなぁ。
気分はもはや、ひとり世界の車窓から(笑)
Nice Trip with ICE 1207 Berlin-Munchen - YouTube
車内販売のコーヒーもミュンヘンの高級グロッサリー、ダルマイヤーのもの。
向かいあわせの座席ですから、誰も来ないといいな、って思っていたのですが、ベルリンから数駅でビジネスマン風のおじさまが乗り込んできました。
早朝からICEに乗っている東洋人に興味をもったのか、旅行ですか?と英語で尋ねてきました。
私が、昨日ベルリンでマラソンを走って、これからミュンヘンに行くところです。と応えると目を見開いて、写真のコーヒーをご馳走してくださいました。完走のお祝いだからと。
実は私、日本ではミュンヘンに本社を置くドイツの保険会社に勤務しており、その話などもしました。散々、他人の出張手配していましたけど、ミュンヘンは今回が初めてです。
コーヒーやビールやワイン、軽食類は連結されているビストロ車両で購入することが出来ますし、一等車はビストロスタッフが席までオーダーを取りにきてくれます。
昔は食堂車が着いていたみたいなんですけど、経営の合理化で廃止された模様。なんだか残念ですね。
…あっ…(笑)
時間が余りあるので、朝シャン(スパークリングワインですが)。
この日のメインはミュンヘンでのオクトーバーフェストですから、ビールは自重しておきました。
世界一のビアフェスティバル、肝臓のウォーミングアップが必要でしょ(笑)
ちなみにビストロ車では、おじさま方が朝からジョッキでビールをガンガンやっておりました。
ミュンヘンから1時間手前のニュルンベルク駅。
おじさまはこちらで降りてお仕事だそうです。
ニュルンベルクといえば、サッカーのクラブチームがあり、一時期、日本代表の清武選手や長谷部選手(あっという間に移籍)が所属していましたね。
お城のある美しい街らしく、オペラでも『ニュルンベルクのマスタージンガー』が著名です。
私が行ってみたいな、と密かに憧れているドイツのクリスマスマーケットもフランクフルトやベルリン、ドレスデンと並んで大規模なんだそう。
でも今回は、オクトバーフェスト。寄り道していたらビールを飲む前に日がくれてしまう。。。
12:47、無事にミュンヘンに到着。
朝からシュワシュワして、うとうと寝ていたらあっという間でした。快適だった〜!
ミュンヘンのマスコット?のライオンくんがお出迎え。
到着したミュンヘンは、近代的なベルリンとは空気感が違って、なにやら雑多な熱気に溢れていました。
年に一番のハイシーズンだからでしょうか?
それにしても駅のホームにものすごい量のビール瓶、缶が捨てられている…。
これはオクトバーフェストの前哨戦で消費された代物なのか、会場を後にして後夜祭で追加に消費されたものなのか…
どちらにしても、世界中から呑んべいが集結しているであろうただならぬ気配を感じたのでした。
旅行記②オクトバーフェスト編に続く。
それでは。