NJ Marathon 完走記 ① 牧歌的光景のなか出走!なんか綺麗にいき過ぎじゃない?!
こんにちは。
それでは、NJ Marathon完走記①をどうぞ。
何度も書いていますが、私の今年の目標は、9月末のベルリンマラソンでのサブ4。
だいたいマラソンのレースシーズンは9月末〜4月末。特にアメリカ東海岸、NY周辺はとりわけ寒さが厳しいので、年内でレースは一旦クローズ、また3月以降というところでしょうか。
さすがに11月にNYCMを走って、その後、翌年9月末までフルのレースを走らずに、いきなり本番のベルリンでは恐ろしすぎる…
そこで、この春に1本、フルのレースを走っておきたいと思っていたのです。
※今年、私は1月冒頭にいぶすき菜の花マラソンも走っています。
3月のワシントンDC、ロックンロールも考えましたが、いろいろな方からフラットでタイムが出るから…と勧められ、4月26日、おとなりニュージャージー州のNJ マラソンを走ることに決めました。
このレース、昨年も勧められていたのです…でもね、なにぶん開催日が自分の誕生日周辺であるため、拒み続けていたのです。
そう、毎年の誕生日は前夜からシャンパンなどを開けて呑みながら迎えるというのが、ここ数年の習わし(笑)
誕生日なのに大好きなお酒を我慢して、苦行の際たるものであるフルマラソンを走るなんてとんでもないと思っていました。
しかし、今年の私は違っていた!
ブログでも、“Sub4に挑む”とつけて皆さんに公言していましたし、いぶすき菜の花でちょっと走れてしまったものだから、もう超やる気。
むしろ「誕生日に自己ベストを大幅に更新してみせる!」と意気込んでいました。
ああ、お酒をこよなく愛する、適当極まりない私はどこにいってしまったのか…わたしは最早生まれ変わりました(笑)
ニュージャージーも広い州ですが、スタートはマンハッタンから約1時間ほどのMonmouth Park Racetrack。
スタートが朝7時半ということもあり、出発は自宅を5時に、タイムズスクエアでラン友Oさんの車に拾ってもらったのが、だいたい5時半くらいでした。ね、眠たい…。
最近、何故だかレース前に眠れないことが続いていて、この日も寝付けたのは深夜1時半過ぎ、だいたい3時間睡眠でした。
今回の参加メンバーは、車を出してくれたOさん、先日のDCでボストンマラソンの切符をゲットしたKさんとE子さん、悲願のサブ4を狙うK田くんとO森さん、私。加えてハーフを走るMちゃんの6名です。
やっぱり遠征は皆でわいわい行かないとね。車中では、早朝にも関わらず、みんな元気いっぱい。
私も皆とおしゃべりしつつ、朝、食べ切れなかった赤飯おにぎりやバナナを食べ備えます。一路Monmouth Park Racetrackへ。
7時過ぎに到着して、トイレに並び、バゲージに荷物を預けます。今日はスタートとゴールが違うので、トラックが私たちを先回りしてくれることになります。
それにしてもNYCMと違い、なんと楽なことでしょうか。スタートが早いのは季節柄気温が上がってしまうので仕方ないとして、スタートの30分前にきて、直前にコーラルに入り、即号砲という。しかも会場横まで車で行けますし。
これがNYCMなら、レーススタート10時5分(私の実力のwave2だと)に、このレース同様に4時とか5時に起き、7時にはフェリーに乗って、スタートのスタテン島まで行くのです。そして11月NYの寒空の下、延々と待機。
6万弱が走る世界最大のレースですから仕方ありませんが、走る前からかなり消耗することこの上なしです。それがなきゃ、NYCM、更に最高なのに…。
コーラルに入り、スタートを待ちます。うう、、、皆デカイよ、アメリカ人。前がまったく見えないー!!私が153cmしかないちびっ子ですから仕方ないですけど、なんだかNJの人はNYの人より横に大きく、ふくよか(笑)まあ、車生活で歩かないからねぇ。マラソンやる人でこんな具合ですから、他はお察しです。
国家斉唱(この日は下手だった)を聴き、号砲がなります!
パパパパパパ♪パパパパパパ♪パパパパパパパパーン〜♪
ん?これって…
競馬のファンファーレ!
う、馬なのか、私たちは(笑)
しかも一度でなく、コーラルスタート毎、鳴り響くファンファーレ…
帰りの車で聞いたのですが、このスタートのMonmouth Park Racetrackが競馬場だからとのこと、決して私たちを馬扱いしたわけではなかったみたいです。
それにしてもなんと牧歌的なことか。どこからか、お馬さんのかほりも漂ってくるような…
ちなみにNYCMのスタートはフランク=シナトラの“ニューヨーク,ニューヨーク”で超かっこいいです、泣きます。
牧草地を抜け、前半戦20kmまでは住宅地をハーフマラソン、ハーフリレーのランナーと一緒に走るコース。コーラルも一緒で混じって走る為、ペースを引っ張られないように気をつけます。
今日は、6:00/km、4:15:00切りを目指すペースで一定に。
案の定、ハーフのランナーに抜かれまくりですが、気にしない、気にしない。慌てない、慌てない。
このNJマラソン、応援も都市型レースと比べたら少ないし、フラットで変化のないコース。問題があるとしたら飽きることだと聞いていました。
対策として、片耳ヘッドホンで昨晩編集したNJマラソンスペシャルトラックを聴きながら走ります。
ところで、皆さんのスペシャルトラックは何ですか?
私は恥ずかしながら、ジャニーズソング(笑)もう、歌詞の意味とか考えないアップテンポな曲がいいのです。
仲間うちでは今回、きゃりーぱみゅぱみゅとセカイノオワリが人気でした。みんな、30、40代のいい大人ですけど(笑)ドラゲナイ〜♪ドラゲナイ〜♪熱唱しながら走ったそうで。
私もkinki kidsの堂本剛になりきり、光一のハモりにのせて大熱唱です。
そんなこんなで序盤は本当に綺麗なラップを刻んでいました。
唯一の不安といえば、朝食べたものがもたれているような?でも食事してから時間もたっていることですし、走るうちにこなれてくるでしょうと、気にしないことに決めました。
聞いていたとおり、このNJマラソンは単調なコースでした。でも、そこはアメリカ。一箇所くらいクレイジーな応援があるものです。
10km過ぎ、庭で応援のバンド演奏を繰り広げ、もくもくとバーベキューをしながら、ランナーの走りを肴に呑むおっさんたち出現!
そして、ランナーに缶ビールを渡そうとする。給水か(笑)
ああ、プシュッとやりたいですけどね!なにぶんあと30km以上走らなければならないもので!
でも…そこから数百m走ったところにおっさんが配給していたビール缶が数本置かれていましたので、何名かはご相伴にあずかったようですよ。
さて、私は友人が11マイル付近で応援してくれるときいていましたので、それだけを励みに進みます。
ちゃんと見逃さずに会えるかしら…
…って、いた!O谷さん!!
もう、面白いから載せちゃう(笑)
全く会える会えないの心配はありませんでした。この方、これでボストンランナーかつ、サブ3ランナーです(笑)
でも、異国にいるからか、日の丸みると本当に元気を貰えます。湧き上がるものがある、ありがとう!
そして20km手前で、ずっと一緒に走ってきたハーフのランナーがビーチサイドのゴールへと向かい、ここでお分かれです。
私たちもここから後半戦です。
しかし、なんだかここまで綺麗すぎるレース展開、「あれ、わたし、このまま今日は走れちゃったり?」甘い考えがよぎっていました。
そう、フルマラソンは魔物、しかも私はへなちょこランナー。これで綺麗に終わる話ではないのでした。
完走記②へ続く。
それでは。