プロヴァンス旅行記②世界遺産、ローマ帝国の巨大水道橋Pont du Gard!
こんにちは。
旅行から帰ってNYはもうすっかり秋だよね、、、と思いきや、この週末は暑くて土曜も日曜も汗だくのヘトヘトランでした。
もう10kmで疲れちゃった…。
シカゴ4週前のこの有様、終盤の巻き返しはあるでしょうか、はてさて。。。
さて、今日はプロヴァンス旅行記②です。
この旅で夫が最も行きたいと熱望していた場所、それが世界遺産のPont du Gard(ポン デュ ガール)。
ローマ帝国がこの地に築いた巨大な水道橋です。
駐車してからも10分程度歩く必要があり、この日も容赦なく照りつける太陽が肌を焦がす。あちー。
橋のてっぺんは時間制のツアーになっており、また別にガイド料を徴収されます。
私達は前夜に泊まったB&Bで散々飲み散らかし、出遅れたため11時の回。太陽がmax上がってくる時間に、愚かだとしか思えません。
いつもの如く、ここまでローカルな地にやってきたら、
日本人なんていないだろう、日本語なら何を言っても大丈夫、
と、しょうもないことをべらべら喋っているのですが、研究者風の明らかにちゃんとした男性3人組(たぶん日本人)が目に入り、唐突に黙る私…。こんなとこまでいるのか、、、。
太陽照りつける橋のてっぺんでガイドさんの解説を受けます。
彼女はフランス語と英語でそれぞれ解説してくれます。つまりは英語しか分からない私達は2回同じ解説を聴くのです。(フランス語が先、フランス人はさっさと1度目で帰る)
この太陽に近い場所で!!
こりゃ、イカロスの羽も溶けるわっというぎらぎらの日差し!!(イカロスはギリシャですが)
このポン デュ ガール、1世紀中期頃にローマ帝国により建築されたもの。
この現在のフランス国土にまで、ローマ帝国の勢力が及んでいたことにも驚きですが、1世紀って、日本はまだ弥生時代あたり。
近郊の町、ニームに水を運ぶ目的で建築されたこの橋は、1kmに僅か24cmの微妙な勾配をつける設計になっているとか。凄い技術ですよ。
ガイドさんによると、この建築やその後のメンテナンスには奴隷が使役されており、綺麗好きで噴水なんかも大好きなローマ市民の陰で多数が犠牲になっていた模様。…やっぱりね。。。
橋が架かるガルトン川は澄んだ美しい川で、周りの緑や水との調和も完璧なのが素晴らしいの一言でした。
※澄んだ美しい川。みんな、橋の見学の後は川辺で遊んでいました。
しっかし暑い、暑すぎる。
橋を降りてすかさず休憩です。
ポンデュガールを臨む木陰テラスで。
これねー、喉カラカラだったから美味しいは美味しかったんですけど、夫が何を思ったのか、フランスなのにハイネケンでしかもpittiサイズってさ。プチってちょっと…。
退いた位置からの写真がこちら。デザインも素晴らしいと思う。
あとは天気も良かった(良すぎた)から余計に映えていたわ。
夫の希望で立ち寄ることになったんですけど、思っていた以上の迫力と美しさで、やってきた甲斐がありました。さすがの世界遺産ですね。
さて、旅はまだまだ続きます。ここからは炎の画家の足跡を辿ります。
それでは。
☆おまけ
泊まったB&B近くのビストロ、フランス語しか話せないアランという、おじさんが1人でやっているお店でしたが、この10€くらいのチープなroséが美味しかった〜。roséは何だか高いボトルを探す方が難しいくらい、大体が10€以下という安さ!