sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

Sub4に挑む日々【番外出張編】in 静岡 実家に帰ってきたのでうちの家族の話など。

NYの自宅を出てから約20時間、昨日夕方に静岡の実家に到着しました。成田からは成田エクスプレス&東海道新幹線です。ほとんど丸1日、さすがにぐったりでした。

私の実家は静岡県の西部地方にあり、現在は父と母2人が暮らしています。3つ上の兄(教員)は近所で独立しており、昨晩は里帰りした不詳の妹のために夕飯に来てくれました。そのほかの構成員としては、オス猫(10歳)が1匹。これがうちの家族です。

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※うちのみーさん。10歳になるオス猫です。アメショと日本ネコのミックス。

まあ、猫というのは薄情なもので、私の顔をすっかり忘れていて、玄関を開けた私と目が合った瞬間、ダッシュで逃げた(笑)あのー、私、捨てられていたあなたをうちに連れて帰った恩人ですけども。。。還暦を超えすっかり丸くなった父に溺愛されており、新たに猫つぐらという藁で編まれたかまくらのような別宅(3万円也)が与えられていました。これ、職人さん手作りの1点ものらしい。


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すっかりネコ親父と化しているわが父ですが、この人もランナーで、過去30回くらいフルマラソンに出ています。古い記憶では小学生の私と兄を連れて、静岡マラソンの前身、駿府マラソン(おととしまで。ハーフマラソン大会)を走っていたりとか、焼津マラソンでキリ番副賞のカツオをもらってきたりとか、今のランニングブームのかなり前から走っていた人です。今は膝が痛いのと、ライフワークである日本300名山制覇が忙しいようで、マラソンはやめてしまいましたが、若いころのPBはサブ3、かなりガチなランナーでした。

今になってわかる父の大きさというわけではないですが、自分がサブ4さえ見えてこないところにいますからね。昔はなんでマラソンなんて走るのか全く分からなかったし、駿府マラソンの時には、父がマラソンに行きたいばっかりに、小学生の部に無理やりエントリーされたこともあった(たぶん母不在で留守番されられなかった)ので、あんまりよく思っていなかったような。。。現役時代は静岡県庁及び周辺に勤務する公務員だったため、昼休みは半裸にランパンで駿府城の周りを走っていたという、私にとっては元祖・公務員ランナーです。

結構強烈なキャラクターの父ですが、私が結婚して渡米する直前、3年前には、兄と私との3人でこの思い出の駿府マラソンに出たという、なんだかよい話もあります。

さらに兄もランナーです。彼は中学で陸上部に高校大学で山岳部に所属して培った大変な健脚の持ち主で、お腹がでているボリューミーな体系の割にサブ3.5です。(しかも大して練習していない)余談ですが、中学時代の元山梨学院の鉄人古田選手(オールド箱根ファンならご存知の)と同地区だったためレースで一緒に走ったことがあるそうですが、当時の彼から周回遅れだったそうです。そりゃそうだ、中高6年連続日本一でしたから。

実はマラソンは私の方が先にはじめたのですが、妹があんまり楽しそうにやっているものだから、昔取った杵柄で走り始めたという。中年太りが始まった数年前から比べると、マラソンのおかげで大分すっきりして、彼女ができ、近頃婚約に至ったのは妹の超ファインプレイでしょう。「こんなにおなかが出てるのに、サブ3.5の人なんて聞いたことない!」という妹の謎のヨイショに乗せられた結果です。これは母にも感謝されましたね、本当にナイス、私(笑)

夫の実家の都合でこの時期の一時帰国になってしまいましたが、本当は今年の静岡マラソンに兄と出たかったんですよ。兄は第1回大会でPB、サブ3.5達成したと聞いていましたので。あと、エイドで苺が出るらしいじゃないですか、いいな、苺。

こんな感じでうちは4人中3人が走る(走っていた)という、ランナー一家にです。(実力はあれですが)まったく遺伝子は怖いですね。子供の頃、変わってる、変人だと思っていた父親の趣味に自分もこんなにハマるとは。兄に至っては、マラソンと登山という父の二大趣味を受け継いでいますからね。そのうち、残った父の趣味である野菜作りも始めることでしょう。そして私と兄。まったく顔が似ていませんが、なぜだかマラソンフォトで撮られた写真は兄にそっくりでいつも驚愕します。人間、マラソンという肉体と精神のギリギリを強いられた状況になると、遺伝子に忠実なシンプルな姿になるのでしょうか。おばさんを通り越しておじさんになるのか。。。

 

ちょっと実家に戻ってきましたので、今日は家族のことなど書いてみました。父親については1歳にもならない私を背負って山(3000m級)に連れてゆき、親戚中で物議をかもしたとか、昨年の母とのスイス旅行が毎日トレッキングだったとか、エピソードに事欠いませんが、機会があったらまた書くかもしれません。

最後に。母は料理上手な素敵な初老の婦人です。実家は食事が最高!今夜は鶏団子鍋だって。

それでは。