sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

兄の結婚。兄と私とランニング

今日は。

突然ですが、私には定期的にレース結果を直に報告してくる男性がいます。

…と書くとなんだかどんな関係?と誤解されそうですが、兄です。3つ上の兄。私の兄もランナーでして、何を思ってのことか不明なのですが、毎回毎回レースの予定とその結果をメールしてくるのです。妹の私に。

今週、私は兄からのメールを受け取りました。まあ、それには週末の京都マラソンのことと、前週走った森町ロードレースの結果が短文で書かれていました…が、私は別の内容を期待していたのです。「今月、お兄ちゃんが入籍することになった」と母から電話で知らされていましたので。普通、その報告かと思いますでしょ。でも、内容はマラソンの話、しかも電報のような短文…w 兄らしいといえば兄らしいのですが「なになに、結婚報告っ?」と張り切ってメールを空けた身としては脱力しきりでした。

おめでたいことです。兄も30代後半ですので、晩婚の部類。良い縁に恵まれて本当によかった。彼は教員をしており、お相手の女性も同じ先生とのこと。彼女が来年度学校を移動になることが分かり、その前に入籍を済ませて苗字を変えたいということらしい。そうですよね、先生の苗字がすぐに変わったら子どもは混乱しますものね。

一向に結婚はおろか彼女の気配も感じなかった頃は、母と女ふたり、兄の将来を案じたものでしたが、いざ結婚となると不思議な気持ち。自分は既に結婚して夫もいるのにね。ブラコンかと言われてしまいそうですが、兄は私が産まれたときからずっと私の兄で。両親がいて、その横に兄がいるのが当たり前だったから、その兄が結婚して他の場所に“家庭”を構えるんだな、って思うと変な感じなのです。もちろん結婚を喜んでいるし、相手の女性に会うのも楽しみ。…そうなんですけどねぇ。

 

やっぱりこういうのって、ブラコンかしら。。。うちの場合、兄が晩婚ということで、あまりに長い間家族の形が変わらなかったことも、この度私がしみじみしてしまった原因かと思うし、兄と私の性格が正反対で“温厚な兄”と“我儘妹”として育ってきたことも影響してるように思います。(だいたい9割は私が喋って、兄は聞いている)

 

そんな今日、最近、優しい文章が好きで楽しみに読ませていただいているgoisanの過去の記事を読んでいたところ、妹さんのことを書かれたものを発見し、タイムリー過ぎてますますセンチメンタルになってしまいました。。。お兄様であるgoisanのお気持ちが大変に伝わってきました。うちの兄もこんなふうに思ってたりするのかしら…いや、ないな(妹が私だから)。


いもうと - goisan's diary

こんなブラコンの疑惑が持たれそうなことを書いていますが、兄と直接メールするようになったのは最近のことです。それまでは実家に帰ると家族で食事したり、兄に寿司やでご馳走してもらったりもしていたけれど、基本、連絡は母経由でしたから。

やっぱりきっかけはランニングが共通の趣味になったことでしょうか。里帰りすると一度は地元を兄と走ります。一昨年、兄がアメリカに遊びに来たときも2人でセントラルパークを走りました。このときは兄が高校時代にホームステイしていたご一家を20年ぶりに訪ねたついでだったのですが、ランニングが共通の趣味じゃなかったら、兄はニューヨークに立ち寄らなかったかもしれません。

兄妹だからお互いを気にかけてはいますが、きっかけがないと連絡は意外にとらないもの。私たちはランニングがそのきっかけになったということでしょうね。なんだか上手く書けませんがよかったです、本当に。

 

走りながらも大したことは話しませんが、こちらから聞けば、担任をしている学級のことなど話してくれるので、先生の兄を窺い知ることが出来、おもしろいのです。ランナーの皆さん、走りながらって色々と話しやすくないですか?向かい合って話すより気軽な感じで。

 

1月に一時帰国した際も兄と走りました。母からお相手のことについてはちょいちょい聞いて情報はあったものの、初めて兄の口からお嫁さんになる彼女のことを聞きました。ま、私が話を振ったんですけど。

彼女、おしゃべりなほうで「いつも1人でしゃべってる」とお姉さんに言われているとのことで「うちとおんなじだ」と兄。

私は兄の独身について「妹の私があまりにアレで酷いので、女性に幻滅しているのでは…」と真剣に考えていたこともあるのです。「おしゃべりな妹が嫌だったわけではないのね」と安堵しました。

まあ「お前ほどではない」とも言っていましたがw

さて、入籍の日までに、兄は私に結婚報告をしてくれるでしょうか。私は「兄は絶対にしない」と思っていますが、この週末に京都マラソンの結果をメールしてくることは確信しています。まあ、そんな感じでいいのです。

 

それでは。

 

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※余談ですが、兄はホームステイ先のご家族とその後クリスマスカードのやり取りをしており、20年ぶりの再会。ちなみに私も通訳wってことでちゃっかりついて行きました。

写真は息子さんの操縦する小型機からゴールデンゲートブリッジ@サンフランシスコの眺め