ボストンマラソン観光応援記③Heart Break Hillで待ってるから!yamako、ボストンで応援すの巻。
こんにちは。
昨夜の高速バスでニューヨークに戻ってきています。
はー。渋滞にはまり、着いたのは11時をまわっていました。車中では爆睡していましたから別に気にならなかったんですけど。それに、バス安いしね。
この辺りで、
おいおい、ちょっと人様のボストンじゃなくて、自分のロッテルダムの話、続きを書こうよ…
というお叱りが聞こえてきそうですが、もう一回だけボストンの話を書きます。これは新鮮なうちに書き残しておきたいので。
そして、昨日は、また今後のランニング人生に影響を受ける1日になりました。。
ロッテルダム③、実はもう書いてあります(笑)
さて、友人をボストンコモンに送った後、ホテルへ一旦戻り、身支度を整えて、いざ出陣です。
今回の応援スポットについては、コースマップ、ボストン路線図、時刻表を取っ替え引っ換えで、超真剣に悩みました。皆の時速まで計算しちゃった。
同じくNYからいらしているお姉様が、スタート地点で皆を見送ってから、23mileで応援するから、一緒にどうですかと言ってくださったのですが、それだとどうにもwave1で2:30あたりでゴールする友人には間に合わず、断念。。。
スタート、見たかったなぁー。
それも、ボストンマラソンはボストン郊外から街中に向かうコースですので、街から遠い上、その電車も本数がないのです。
2時間に1本って、ヒドイ。。。
そのうえ、どちらの駅からも走るの必須です。
私が地図を見ながら、
ここ、駅からコースまで1kmくらい?マジに走れば5分で着くな。。。
などとぶつぶつ言っているのを聞いて、夫はドン引きしてました。
はは、ランナーあるあるです。
結局、Green Lineの路面電車終点のボストンカレッジまで行って、そこから1mileほどは自分で走ることにしたのです。
ボストンコモンから路面電車に乗り込みます。
この日はボストンマラソンだけではなく、ボストンレッドソックスの試合もあったため、駅も車内も大混雑。
幸いにして、私は座れましたが、老人でも乗ってこない限り、席は譲る気はありません。
これから、応援でエネルギー使うからね!温存ですよ、温存!下手したらフル走るより長い時間応援しますからね。
☆21mile Boston College
沿道には途切れない応援の人たち。
ユニコーンのおねえさんたち、可愛かった〜!!
さあ、私も20mile過ぎに陣取って、ランナーがくるのを待ちます。
女子のトップが来た〜!!
速っ。脚、細っ。長っ。
もう疾風の如く駆け抜けていってしまいました。
私の応援していたところ、これからボストン名物heart break hillが始まるとこですよ?!
丘を駆け上がる姿は野生動物みたいでしたよね。人間のスピードじゃない。。。
トップからかなり遅れて日本人ではトップに下門美香選手(しまむら)がきました。
後で彼女のSNSを見たら、ものすごーく華奢で小顔なのに、アフリカ勢の後にみたら、まだまだ女性らしい丸みがあるというか、お尻とか結構丸いな、って思ったんですよね。
反対にユニフォームはビキニだし、腹筋その他もろもろ、筋肉バキバキだったのが白人選手。完全に腹筋6つか8つに割れてました。
人種によりホント体型って違うな、と思った次第です。
そして男子のトップ選手。
右手、エチオピアのHAYLE選手が今年の優勝者です。
こちらも女子にもまして、
速っ。脚、細っ、長っ。
もう人間というより、びよよーんとバネの効いた別の生物のごとき脚でした。
そして、いよいよWAVE1のランナーがやってきます。
今回、私の友人知人はWAVE1〜3までに分かれていて、もうこれからノンストップで応援です。
実は2年前にもボストンマラソンの応援に来ていまして、その時は東京からの友人2名とニューヨークのお友達も1人だけしか知らなかったなぁ。
今回は20人以上の友人が走っていましたからね。
さて、ここからは昨日走った皆さんへ一言ずつメッセージ。
このブログのことは公言していない(むしろ隠してる)ので、大半の方は、見ないと思うんですけど。
※だいたい通過順で
Iくん、復活の走り。私のATSUSHI!の大絶叫に背中が苦笑いしてるかのように感じた余裕ぶり。怪我からの復活おめでとうございます。今大会のMVPでしょ。
Kさん、Dさん、ここまでで相当消耗してきているのが分かりました。汗と給水を被ってきたんでしょうね。びっしょり身体に張り付いたユニフォームの姿、忘れられません。トレランの雄である歴戦猛者の2人がこんなになるなんて、ボストンって半端ないと慄きました。Dさんはゾンビみたいだったと回想されてましたけど、厳しいコンディションのなか、丘を駆け上がってく姿、かっこいい男性の背中でした。
Oさん、決していけいけのレース展開じゃないとは思いましたけど、さすがのボストン出走8回目、走り方をよく分かってるんだろうな、という安定ぶりでした。さすが!
シゲ子さん、貴女とはこれまで会った回数のうち、そのほとんどがコース上でですよね。ボストン、ベルリン、また昨日のボストン。数時間食事したり飲んだりするより、強烈な印象をいつもいただいています。小さな身体にエネルギーがぎっしりつまっているシゲ子さん。貴女のレースを見ていなければ、未だにサブ4出来ていないと思うんです。
ねこぱんちさん、これまた私の憧れの女性の1人。美しくて優しくて、そして強い。昨日は『キツイー、もう辞めたいよ〜』と仰っていたけど、それでもいつもに増してお綺麗でした。私は必死のあまり、いつもコンチクショーみたいな顔で走っているので、貴女のような女性になりたいです、無理だとしても。。。復活のボストン、おめでとうございます!
Yさん、日本からの弾丸かつ昨日のタフなコンディション、調子が悪くなるのも当然です。むしろあのタイムで纏めたのが流石です。そして、体調悪くてもいつもの素敵な少年のようなスマイルでした。初ボストン、おめでとうございます。
刈り上げさん、お疲れさまでした。私、ちょっとぼんやりしていて、そちらから見つけていただいて申し訳ありません。刈り上げさん、走ってる姿、セクシーでした。バンダナ、似合ってました。ブログつながりでまさかボストンのコース上で会うことになろうとは。またお会いしましょうね。
Kさん!私のdream woman!初ボストン、おめでとうございます。みんな、グロッキーになってくるなか、あなただけが溌剌としたオーラを放っていていました!私のボストンマラソンMIPは貴女で決まりです。私はぐんぐん速くなるKさんに憧れて、サブ4を目指していたんですけど、昨日の貴女を見て、また必死で練習してボストンに行きたいっ、と思ってしまったではないですかっ。
大体の皆さんには、そちらから見つけていただいたこともあり、お会い出来て良かったです。数名、見つけられなかった方はごめんなさい、本当に残念でした。
私、2年前も同じHeart Break Hillで応援していたんですよね。違いは坂の始まりか終わりか。今回は始まりで見ていました。
前回も感動したんですけど、あれから2年、全く感動の大きさが違いました。
沢山の知り合いが出来て、皆のバックボーン(日頃どれほど頑張っているか)を知っていたこともあるでしょうし、
でもなによりね、私があれからランナーになった、というのが大きいでしょうか。
私とて、ギリギリ限界で走ってきたときの体と心を体験していますから。
それから、皆、あの丘を登っていったんだ、と思ったら、もう、ね。。
どうしましょ。ロッテルダムでもうキツイのは嫌。引退だ。。。と思ったのにボストンマラソン、どうしても走りたくなってしまいましたよ。だいたい私は憧れから入るからなー。
さて、応援の後はまたボストンの街中に戻らねばなりませんでしたが、皆を見送った後、エネルギーが空っぽで、、、
沿道にきていたピザベンダーでピザを一気喰い(笑)コーラで流し込む。ホント、血糖値と血圧、下がりまくりでヤバかった。。。
そして、その後、路面電車はじめ交通機関が麻痺して戻れなくなり、ゴール近くのホテルまで10km走って帰ったのでした。ランナー横目に見つつ(笑)
…これが私のボストンマラソン…。
皆さん、ホントにお疲れさまでした。Nice Race!!
それでは。