Chicago Marathon完走記②摩天楼の下、歓声のなかで。
こんにちは。
だいぶ肌寒くなってきたNY。シカゴも冷えるなぁ、と思いましたが、NYもあまり変わらない感じです。このまま、冬に突入していくのかしら。。。
さて、完走記②です。
Wave2の号砲から遅れること約2分。yamakoもスタートラインを超えました。
シカゴのコースマップです。
スタートであるミレニアムパークはシカゴの中心。こちらからスタートして、42.195kmを走り、再び帰ってくるコースです。
さあ、yamakoもランナーの波にのって、ヤァ!と走り出します。
今日は行けるところまではサブ4ペースでいくのだ。
そう決めていました。
そしていきなりのトンネル。トンネルを抜けると圧倒的な大歓声!!
おー、シカゴの応援もなかなかに凄い。
…正直ね、舐めてたんです、シカゴのことを。いやー、ニューヨークより全然劣るだろう、と。
沿道の応援が摩天楼にこだまして、凄まじい反響音。否応がなしにもアドレナリンが吹き出します。
みんな、飛ばす飛ばす。あー、いきなりこれはオーバーペースでしょう。
手元のガーミンをチラ見すると、
…うん?6:53/km!?
そんなわけないだろう〜!!
流石、Waveの先頭出発、さらに大通りでランナーも快調に流れてる。。。
あー、こりゃ、ガミ子(GARMIN)、狂ったね…。
そう、事前にシカゴ在住のランナーから、はじめのトンネルでGPSが狂うから慌てないように、と言われていたのです。
これか…。キタコレ!!
次に見たときには4:15/kmで、これは全くあてになりそうにありません。
これはペーサーとなる人物を早々に見つけるしかない。
…うーむ…。適任者なし(笑)
アメリカ人はこういうとき、テンションの上昇に乗っかって、がーっと走っちゃうから。。。
これは、早々にペーサーを見つけられたベルリンやロッテルダムとは違います。。。
なんというか、国民性の違いでしょうかね。
でも、私、アメリカ人のこういうの嫌いじゃないです(笑)
序盤はシカゴの高層建築群、摩天楼の下、駆け抜けていきます。
☆2mileあたりのChicago Theatre。
かの有名なmarina city、コーンコブの下も通りました。
☆コーンコブ。(トウモロコシの穂軸の意味)これは正にトウモロコシでした。
結局、うちのガミ子が落ちつきを取り戻したのは3mile過ぎ。そのあたりからは、5:40〜5:35/kmで安定したラップを刻めていたと思います。
美しい街と大歓声に気を良くした私は、かなり調子よく、沿道の子供達とハイタッチしたり、手を振ったり。
応援はかなり盛り上げてくれますが、NYと比べるとちょっぴりシャイな印象ですかね。自分から行くともう本当に応援してくれました。(NYは見知らぬ人がガンガン絡んでくる)
シカゴにやってくるまでの不調を考えたら慎重に自粛した走りをすべきなのですが、完全に楽しくなってしまって、
ほら、コレ…。
マラソンフォトのカメラマンを見つけて、跳ねる!ああ、お調子者の血が(笑)
あー、もう、これ、覚えてますよ。確か10km地点あたり。
本当に楽しくなっちゃったんです。
なんだよ〜、シカゴ、最高だな〜。街は綺麗だし、民度も高い(明らかにニューヨーカーよりフレンドリー)し。なんでいままで来なかったのかね。
←それはあなたが2年連続でベルリンマラソンに行ったりしたからです。
コースもきいていたとおりの完全フラット。
追い込みをしてこなかった身に、終盤までのサブ4ペースはキツいと思っていましたが、なんとかなりそうな予感!(笑)
序盤はこんな感じで、テンションに引っ張られて気を散らしまくり、無駄なエネルギーを使いまくり。
まだこれからの道のりは長いんだから、淡々と走るんだ、と自分に言い聞かせていたものの、今振りかえって、全く言い聞かせられてなかったたですね。。。
まあ、こういう浮かれちゃったレースもありといえばアリ。それくらい、楽しかったってことですもんね。
序盤、印象的な応援といえば、10mile地点、シカゴと姉妹都市である大阪チーム。
和太鼓演奏でランナーを盛り上げてくれます。
今回はラン仲間Fさんの奥様もそちらにいてくださり、お顔を見つけて嬉しかったな〜。
ちなみに和太鼓の応援は、NYCMもLAマラソンもありました。
そして、Old Townを越えたあたりで、日本人ランナーを抜き、声を掛けています。
普段、レース中、あんまり日本人だからと声を掛けているわけじゃないんですけど、彼女はなんだか後ろから見ていて様子が少しおかしかったので。
頑張りましょうね〜、と声をかけた私に、
妊娠3ヶ月なんです~、とのこと!
いやー、妊娠中にサブ4ペースで走れるとは恐れ入ります。具合が悪いのではなく、ご自分で加減されていたのね。。。
正に余計なお世話で、自分のお節介が恥ずかしい。
その後、その彼女とは打ち上げの席で偶然にも再会しましたんですよ!
凄いですよね。しかも、日本に帰ったらたぶんご近所さんです。人の縁って本当に凄い。
こんな感じでシカゴの前半戦はまだまだ楽しく快走していました。
続きます。