Berlin Marathon完走後記☆私、ますますマラソンが好きになりました。
こんにちは。
今日、アメリカはコロンバスデーでお休み、でも夫は仕事でしたから、1人のんびり過ごしていました。
午後から約半月ぶりのセントラルパークへ走りに出掛けましたが、
…あ、暑い…。
10月も中旬だというのに、23度も4度も気温があり、日差しもまだまだきつかったです。
でも公園の木々はだんだん色づいてきました。太陽に煌めいてとても綺麗でした。
さて、今日はベルリンマラソン完走後記です。ベルリンマラソンの記事はとりあえずこれで終わり。
ゴール後のこと、自分の走りを振り返って思うことを残しておきたいと思います。
ゴール後、例によりふらふらになっていたため、直ぐにメディカルスタッフに捕獲され、ストレッチャーに乗っけられて、救護テントに運ばれてしまいました。
私、フルの後は、昨年、一昨年のNYCMでメディカルのお世話になっています。
今回のベルリンと昨年のNYCMはそこまでふらふらだったとは自分で思いませんが、傍目にはヤバイ…あいつ…だったんでしょう。
他にもネイティブスピーカーではないうえ、極限の疲れで英語の受け答えがさらに下手くそになっているからだとも思います。
春のNJマラソンゴール後は、本当に辛くて、ボードウォークの上、へたり込んで動けなくなっていたのに、人手不足で誰も助けてくれなかった!水くらいくれてもいいのに…(怨)
NYCMやベルリンはさすがのワールドメジャーズ。スタッフが潤沢にいて、ゴールに待機しているのです。ちょっとフラつくとすぐに連行されます。(マジで)
テントで手厚く看護され、ドクターには、下手な英語で、レース中、嘔吐してるからふらふらしてる、でも大丈夫、みたいなことを伝え、口元まで運んでくれるスポドリを何杯も飲みました。
15〜20分ほど、テントで休ませてもらったでしょうか。
あまりに外と違う静寂の空間に、
…私、本当に走りおわったのかな。。
とぼんやりしてしまうほどでした。
スタッフにお礼を言って、外に出るとやはりそこはランナーたちの歓喜に溢れているfinish lineで、ようやく、
ああ、終わったんだ。本当にゴールしたんだ。。。
と実感がじわじわと。
体にヒートシートを巻きつけながら、ゆっくりゆっくり、ランナーの波に加わり、メダルをもらいます。
大柄なメダルスタッフ、ちびっ子のyamakoのために腰をおって、目をしっかり合わせて、メダルを掛けてくれました。
嬉しくて本当に嬉しくなって、ちょっとお礼の言葉も出てきません。もうはにかんで頭を下げるのでいっぱいでした。
リカバリーバックをもらい、荷物を取りに向かう途中、なにやらを煮出して提供しているブースを通りました。
それ、なに?と尋ねると、レモンティーとのこと。
このブログの読者で、昨年ベルリンを走られた刈り上げさんから、レース中、エイドで甘いお茶が出ますから飲んでみてくださいね〜。と教えていただいていたのを思い出し、一杯いただいてみることに。(リンクは刈り上げさんのブログです)
ほんのりレモン、そして甘いお茶がじんわり胃に沁みていくのが分かりました。
走っている最中は、最後までお茶が何処にあったか気がつきませんでした。このレモンティーが同じものだったかは分かりませんが、本当に美味しかったです。
荷物をもらって、ランナーたちが思い思いに過ごしている芝にスペースを見つけて腰をおろします。
ああ、終わったんだな。終わってしまったんだな。
4時間も走っていたはずなのに、終わってみたら、一瞬の出来事のようでした。
今までのレース中の自己ベストですから、走行時間はもちろん一番短いわけですが、それが30分とか1時間程度な感じではなく、もっとあっという間に終わったように感じていました。
ひとつには、私がフルマラソンの距離に慣れてきたこともあるでしょう。
そして本当に夢中に、集中して走っていたんだと思います。
完走記④で、“私、今日、本当にランナーになった”と書きました。
そう思ったのは、
初めて自分でレースメイク(走りながらペースをコントロール)が出来たこと、
自分でターゲットレースを決めて、そのために時間をかけてトレーニングしたこと、
そしてある程度の結果(自己ベスト20分更新)を出したこと、
私にとってベルリンマラソンが上記を初めて経験したレースになったからです。
過去のレースは、それはそれでその時点の実力なりに一生懸命走りました。
でも今思えば、42.195km、フルの距離をなんとか走りきる、それで一杯一杯だったのかな、と思います。
サブ4に至らなかった4:07:30というタイムは、ほぼ実力通りの結果です。
遠征だとかHブロックだとか内臓の不調、、、そんなこんなを含めて、今の私の実力なのでしょう。
思い切ってスピードを上げていたらとか、スタートの渋滞がなかったなら…とも思いました。でも、当初からスピードを出していたなら、40㎞まで足がもたなかったかもしれません。
レースに“もしも”はありません。
この夏、確かにがんばって、いつになく走りました。それでも、日常のあれやこれや、振り回された日本からの訪問者などがあり、決めた練習を全てこなしていたわけではありません。
ですが、その程度の忙しさなら、意思の強い人間ならば、多忙を理由にしないで、決めた練習をこなせていたと思っています。
がんばって結果も出たけど、やっぱり自分に甘い。
まだまだyamako、へなちょこの冠を卒業出来ないですね(笑)
ブログの読者の皆さんに応援していただいたことも、凄く力になりました。本当にサブ4出来なくて申し訳ないです。
ま、一度でバシッと目標決めるブログもあれば、だめだめなこんなブログもあってもいいでしょう(笑)
私、こうなったら、サブ4出来るまで走り続けますので、どうぞよろしくお願い致します。
このベルリンマラソン、準備期間も含めて、得たものは本当に多かったです。
自分に挑戦出来たこと、
走った距離は本当に裏切らなかったこと、
走り込みによって変わっていった身体、
心から応援してくれる仲間、
なにより大人になってこんなに真剣になれた自分が嬉しかった。
私、マラソンがますます好きになりました。
これで、ベルリンマラソン完走記はおしまいです。
長々、読んでいただいてありがとうございました。
さ、次は11月1日、ニューヨークシティーマラソンです!!!
それでは。